サラダと目玉焼きでつくる
「食べるアート」で
食事を楽しもう!
つくって、見て、食べるアートレシピ
- Point!
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- 盛りつけの工夫で食事はもっと楽しくなる!
- サラダアート&目玉焼きアートをつくってみよう!
- サラダと卵の組み合わせで理想の栄養バランスに近づけよう!
食事は単に栄養素を摂取するだけが目的ではなく、料理を見て楽しみ、食べて味わい、心が豊かになることも大切です。
例えば、きれいに盛りつけると、料理の印象も変わりますし、うれしい気持ちになりますよね。写真を撮ってお友達や家族に見せたくなるような、かわいい「サラダアート」と「目玉焼きアート」をつくってみましょう!
盛りつけの工夫で
食事はもっと楽しくなる!
彩りがよく華やかなサラダアートと、かわいらしく主菜にもなる目玉焼きアートを組み合わせれば、さらに豪華で食欲をそそるひと皿になります。
家族やお友達とつくったり、写真に撮って共有したり、食べるアートを楽しんでみましょう。
お花畑をヒヨコがお散歩
サラダアートと目玉焼きアートをひと皿で楽しめるレシピです。
サラダアートは、お花に見立てたミニトマトやサーモン、きゅうりを、フリルレタスの上に飾ります。ヒヨコがかわいらしい目玉焼きアートは、トーストとハムを組み合わせてボリュームも満点です。
サラダアート&目玉焼きアートを
つくってみよう!
「お花畑をヒヨコがお散歩」をつくってみましょう。
つくり方は3ステップ!
- ステップ1 サラダアートをつくりましょう
- ステップ2 目玉焼きアートをつくりましょう
- ステップ3 盛りつけて「食べるアート」を完成させましょう
保護者のみなさま
料理をする際は、お子さまが安全に作業できるように、
大人の方が一緒につくるか、見守ってあげてください。
お花畑をヒヨコがお散歩
(1皿分)
材料を準備しましょう
ステップ1サラダアートをつくりましょう
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1.お皿を用意しましょう
サラダとトーストがのる大きめのお皿を用意しましょう。
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2.サラダの材料を準備しましょう
――フリルレタス:ちぎる――
フリルレタスは冷水にさらして水気をきり、食べやすい大きさにちぎります。――きゅうり:巻く――
きゅうりはピーラーでリボン状に削り、端から巻いていきます。削った残りの部分は食べやすい大きさに切ります。――黄パプリカ:切る――
黄パプリカは縦に薄切りにして、長さを半分に切ります。――ミニトマト:チューリップ形にする――
ミニトマトは十字に切り込みを入れて上部を軽く開き、中心にモッツァレラチーズをはさみます。――サーモン(薄切り):巻く――
サーモン(薄切り)は端からふんわり巻いていきます。バラのような花形にして立てます。
※1枚でボリュームが出ない場合は、2枚目も巻きつけるとよいでしょう。
その場合はサーモンの薄切りは6枚必要です。サラダの材料が準備できました。
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3.サラダをお皿に盛りつけましょう
お花畑をつくるイメージで、お皿に盛りつけていきます(目玉焼きアートをのせることを考えて、スペースを空けておきましょう)。
最初にフリルレタスをのせます。その上にチューリップ形のミニトマト、お花形のサーモン、巻いたきゅうりの順番でのせていきます。最後に、黄パプリカ、食べやすい大きさに切ったきゅうりをフリルレタスの上に散らします。サラダアートの完成です!
次に目玉焼きアートをつくっていきましょう。
ステップ2目玉焼きアートをつくりましょう
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1.食パンをオーブントースターで焼きましょう
食パンにマヨネーズをまんべんなく塗り、オーブントースターで焼きます。
※マヨネーズが焦げやすいので、様子を見ながら焼いてください。
※焼いた直後は、マヨネーズが大変熱くなっていますので、やけどに注意してください。 -
2.目玉焼きをつくりましょう
あらかじめ、卵を器に割り入れておきます。この時、なるべく低い位置(目安:10cm以下)からやさしく割り入れましょう。黄身がつぶれず、ふっくらと仕上がるためのポイントです。
フライパンを中火で熱した後、サラダ油を入れてなじませ、あらかじめ器に割り入れた卵をできるだけ低い位置から入れます。卵の白身が白く固まってきたら、常温の水(30ml)を低いところからゆっくりと卵の周りに流し入れ、フライパンのふたをして焼きます。
ふたをして蒸すと、黄身がやや白みがかった目玉焼きができるため、ヒヨコの表情を描きやすくなります。
※完全に蒸すと黄身も真っ白になるため、少し黄身の色が残るくらいの2分~3分にしましょう。▶基本の目玉焼きのつくり方について詳しく知りたい場合は、こちらも読んでみましょう。
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3.目玉焼きにヒヨコを描きましょう
焼きあがった食パンの上にハムをのせ、次にフライ返しで目玉焼きをそっとのせます。
つまようじにケチャップをつけて、目玉焼きにヒヨコの目とくちばし、足を描きます。
つまようじの持ち手側にケチャップをつけると描きやすいですよ。ヒヨコの顔はいろいろな表情にアレンジしてみてくださいね。
ステップ3盛りつけて「食べるアート」を完成させましょう
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1.盛りつけましょう
サラダアートを盛りつけたお皿の空いているスペースに、目玉焼きアートをのせたトーストを盛りつけて完成です!
サラダにお好みのドレッシングをかけていただきましょう。
サラダと卵の組み合わせで
理想の栄養バランスに近づけよう!
サラダアートと目玉焼きアートを組み合わせた今回のレシピは、見た目がかわいいだけではなく、いろいろな栄養がとれる食事でもあります。
では、サラダアートの野菜・目玉焼きアートの卵には、主にどんな栄養素が含まれているでしょうか。
野菜には、主にビタミンCや食物繊維が含まれています。
卵には、主にたんぱく質やビタミンD、脂質など、人間にとって必要な栄養素がほとんど含まれていますが、ビタミンCと食物繊維は不足しています。つまり、野菜を使ったサラダと卵を組み合わせて食べることで、不足している栄養素を補い合い、理想の栄養バランスに近づけることができます。
※1食分(1日分の1/3として計算)における充足率(%)
※栄養チャートにおける「サラダ」の数値には、ドレッシングなどの調味料を含みます
「お花畑をヒヨコがお散歩」はいろいろな栄養がとれるひと皿
五大栄養素のうちのどの栄養素を多く含むかで、食品を6つのグループに分けたものを「6つの基礎食品群」といいます。6つの基礎食品群から過不足なくとることで、栄養バランスのよい食事になります。
今回、紹介したサラダアートと目玉焼きアートの食材を6つの基礎食品群に振り分けて、栄養バランスを見てみましょう。
6つの基礎食品群を活用して、栄養バランスを考えながら作ることもおすすめです。
▶6つの基礎食品群について詳しく知りたい場合は、こちらも読んでみましょう。
見た目も華やか!
いろいろなサラダアート&目玉焼きアート
今回紹介した「お花畑をヒヨコがお散歩」の他にも、たくさんのサラダアート、目玉焼きアートがあります。 いつもの食卓をもっと楽しくする、サラダアートと目玉焼きアートを、ぜひおうちでもつくってみてくださいね。
野菜たっぷりのサラダアート
色とりどりの食材でデコレーションしたサラダアートは、季節のイベントやホームパーティー、お誕生日会など、特別な日のメニューにもぴったりです。
■サーモンとモッツァレラチーズのブーケサラダ
■ウインナーとミニトマトのブーケサラダ
かわいらしい目玉焼きアート
目玉焼きも、かわいらしい顔を描いたり、白身を焼く形を工夫したりすることで、目玉焼きアートに大変身!
■にわとり親子
■ロケット
サラダや目玉焼きの「食べるアート」を楽しめましたか?
いろいろな種類の野菜を組み合わせることで、彩り豊かなサラダができます。
「食べるアート」をつくって、見た目も華やかな食事を楽しんでくださいね。
- 出典:
- 文部科学省 「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」
- 出典:
- 厚生労働省 「日本人の食事摂取基準2020年版」