「キユーピーの森」で植樹・間伐体験!
2019.06.26
環境 その他
こんにちは! キユーピー株式会社 CSR部の大串です。
6月1日、今年も恒例の「キユーピーの森」 春の活動を開催しました!
富士吉田キユーピー株式会社が富士の麓に位置し、私たちキユーピーグループは富士吉田市で豊富なおいしい水を使って商品をお客様に提供しています。大切な「水源を守る」ため、2007年から富士吉田市の保有する森林の一部を『キユーピーの森』として保全活動を行っています。
間伐や植林などを通じて、豊かな水をはぐくむ森の保全に努めながら(水源涵養※)、森での体験や気づきにより、日本の森林の抱える社会的課題にも目を向けられるような人づくりをめざしています。
地元のNPOである富士に学ぶ会さんと富士北麓森林組合さん、富士吉田キユーピー(株)と共に活動を開始し、今年で13年目となりました。今回は富士吉田キユーピー(株)、キユーピー(株)の他、(株)ディスペンパックジャパン、キユーピータマゴ(株)、アヲハタ(株)、(株)キユーピーあい、キユーピー醸造(株)、三英食品販売(株)、ケイ・システム(株)と、グループ各社からも幅広く参加してくださり、総勢60名と過去最多の参加人数を記録! キユーピー社長の長南さんの参加に加え、グループ内に広く活動の輪が広がっていることを感じました。
※水源涵養とは:森林が雨水等を地中に時間をかけて蓄積し、安定した水量を河川に供給する機能のこと
参加者集合写真
富士北麓森林組合さんによる間伐の様子
キユーピーの森では、まず富士北麓森林組合さんによる間伐を見学。大きなチェーンソーで樹齢60年(推定)の木を伐採すると、「ドーーン…」という地響きを立てて倒れました。60年という長い年月の重みを身体全体で感じられる瞬間であり、その迫力から「おー…!」という歓声と拍手が自然に沸き起こっていました。
富士北麓森林組合さんによる植樹指導
続いて富士北麓森林組合さんの指導の下、丁寧に植樹作業を行いました。樹種はヤマモミジとミズラでそれぞれ100本ずつです。苗がしっかり根付くためには最初の植樹が肝心で、穴の深さや土のかぶせ方に加え、最後に両足で土を踏み固めるなどコツがあります。土を踏み固めた後、苗を引っ張っても抜けないこと、水が溜まるように緩やかに土を窪ませることなどを指導いただきました。
子どもも大人も額に汗を流し作業を行いました。間伐した木を運びやすいように細かく切断する作業には子どもたちも参加し、のこぎりの使い方を体験する良い機会になったようです。
左:子どもも枝切りを頑張りました 右:社長の長南さんも良い笑顔!
「キユーピーの森」での植樹・間伐作業の後は、斜面を登り降りした身体に鞭打って、398段の階段(398(サクヤ)で「咲くや姫階段」)を上り、新倉山浅間公園へ向かいました。こちらには、ミシュランガイドの表紙を飾ったことのある「富士山と忠霊塔」の撮影スポットがあり、世界に認められた富士山の美しさ、後世に残す大切さを参加者に感じてもらえればと考えました。富士に学ぶ会の荒井さんから「ミニ講座」として富士の自然や森林についてお話しいただき、参加者に理解を深めてもらいました。
そして最後に、富士山の麓の森林から伐採された間伐材を使ってワークショップを実施。キユーピーグループから発生する卵殻を使った「エッグペイント」で木材にステンシルを行い、世界にひとつだけの作品をお土産にしました。
森林保全活動は今日明日で結果が見えるものではありません。私たちが植えた苗が立派な木々に育つには何十年という長い年月が必要です。子どもたちが大人になった時、今よりも豊かな自然が育まれているよう願いを込めるばかり。参加者にもその想いが伝わったようです。
左:ミニ講座を行う荒井さん 右:公園のあづまやにてワークショップ
<参加者の声(アンケートより)>
・キユーピーの社員として「自然」との関わりを考える、良い機会となった。また、普段、直接関わることが無い方々とも会話することができた。
・日本全体の植林の状況なども体系的に学べても良かった。
・初めての方も何回も参加されている方もより活動を深く理解できるよう、間伐した木の後処理や森の中のゴミ拾いなど森林保全活動の時間を増やして欲しい。今回は初参加でしたが、参加してとてもよかった。
・今後、このような活動をしている富士吉田の他企業様との交流会など新たな活動に繋げられるのでは。
・キユーピーの森の間伐材を事業所に持ち込んでワークショップを開催する等、相互交流ができると良いと思った。
・広報や地域貢献活動などに興味があるので次回もぜひ参加したい。
・小学生でも参加できるプログラムにしていただいたので、楽しみながら経験し学ぶことができた。次回もぜひ参加したい。
・普段なかなかできない体験ができ、すばらしいと思った。