「キユーピーの森」 秋の森林保全活動

2019.10.15

環境 その他

こんにちは。 キユーピー株式会社 CSR部の大島です。

10月5日(土)、「キユーピーの森」に行ってきました!!
キユーピーグループでは、富士山麓のおいしい水を使用した「おかゆ」をつくってをお客様に提供しています。大切な ‘水源を守る’ ため、富士吉田キユーピー株式会社と共に、地元のNPOである富士に学ぶ会さんと富士北麓森林組合さんにご協力いただきながら2007年から富士吉田市の保有する森林の一部を『キユーピーの森』として保全活動を開始しています。

「キユーピーの森」で集合写真

間伐や植林などを通じて、豊かな水をはぐくむ森の保全に努めながら(水源涵養※)、森での体験や気づきにより、日本の森林の抱える社会的課題にも目を向けられるような人づくりをめざしています。

今回は、グループ各社・各部署からご家族含め総勢26名が参加し、間伐を行ってきました。

※水源涵養(すいげんかんよう):森林が雨水等を地中に時間をかけて蓄積し、安定した水量を河川に供給する機能のこと

はじめに、富士北麓森林組合さんから今回の活動である間伐について、「なぜ間伐作業が必要なのか」を説明いただき、実際に間伐を見学。大きなチェーンソーを使い、木が倒れる瞬間には「おー…!」という歓声が沸き起こりました。

左:急な斜面をのぼり山奥へ/中央:富士北麓森林組合さんからの説明/右:間伐の様子

頑張る子どもたち

その後は6チームに分かれ、富士に学ぶ会さんと富士北麓森林組合さんの指導の下、間伐作業を実際に行いました。

特に子どもたちが張り切っており、慣れないのこぎりを使って汗を流しながら、細い木を伐るのもやっとでした。

富士吉田キユーピーで昼食をとった後は、富士に学ぶ会さんから「ミニ講座」として富士と森林のつながりについて説明を聞き、参加者に理解を深めてもらいました。そして、富士山麓の森林から伐採された間伐材を使ってワークショップを実施。今回はバターナイフを作り、世界にひとつだけの作品をお土産にしました。

みんな夢中でバターナイフづくり

その後、富士吉田キユーピーの渡辺さんから、富士吉田工場での環境への取り組みを紹介いただきました。浄化槽の仕組みを学び、きれいな水を活かしたビオトープ※の見学もしました。

※ビオトープとは:ギリシャ語の「bios(生物)」と「topos(場所)」の合成語で、生物が自然な状態で生息している空間のこと

左:渡辺さんのお話/右:ビオトープ見学

<参加者の声>

・(お子さん)あんなに大きな木を切ったのは初めてで、楽しかった
・間伐したり、木のワークショップをしたり、普段できない体験を子どもにさせることができた
・子どもたちにも、すごく想い出に残る1日となった
・親子共々、環境について考える良い機会となった
・自分の職場にも生かせないかと参加した。輪を広げたい
・この活動がずっと気になっていて、今回初めて参加できた。想像以上の急な斜面で大変だったが、もっとやりたいという気持ちになった
・CO2の削減についても具体的に学び実感できたように思う
・ただ作業するだけではなく、森の話やCO2の話もあり、森林の大切さをより深く知ることができた
・初めてだったので、想像していたことと違い、驚きや感激があった

参加者は、自然の恵みに感謝し、環境について考える1日となりました。
昨日の自分と今日の自分、少しでも環境への意識が変わったのではないでしょうか。

キユーピーグループの事業活動は自然の恩恵をいただいて成り立っています。
この日をきっかけに、個人、事業所、地域でできる社会貢献活動を考え、個々が意識してその輪を広げてくれたらと願っています。

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