キユーピーグループが3R推進功労者等表彰で農林水産大臣賞を受賞!
2019.11.18
お知らせ
資源の有効活用
こんにちは。 キユーピー株式会社 研究開発本部の倉田幸治です。
このたび、キユーピー株式会社とキユーピータマゴ株式会社※ が取り組んでいる卵の殻を活用した資源循環の推進活動が、「令和元年度リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰」において、農林水産大臣賞を受賞しました!
※キユーピータマゴ株式会社:液卵・凍結卵・卵加工品等の製造・販売を行うキユーピーのグループ会社です
表彰状/表彰式でのキユーピーグループ関係者
【農林水産大臣賞 受賞テーマ】
<卵殻の資源化>
付加価値の探求と国境を越えた社会貢献への挑戦
キユーピーグループで年間に使用する卵は、なんと25万トン!!! これは、日本で生産される卵の約10%になります。そこから出てくる卵の殻は約2.8万トンで、無駄にすることなく有効に活用しています。
卵の殻は、学校で使用するライン引きやチョーク、家庭用の壁紙やバスマットなど意外なものに活用されています。さらに、有用なカルシウム素材として食用向けの粉にして食品にも活用しているのです。
ベトナムでの店頭販売
骨粗しょう症が社会的課題となっているベトナムでは、キユーピーベトナムが2017年12 月から卵殻カルシウムを配合した栄養強化食品の販売を開始しています。
水田に卵殻を施肥する様子(埼玉県の協力農家)
そして、『稲作』への活用も始まりました。
卵の殻が稲作に効果があるって本当?! と思われるかもしれませんが、水田に卵の殻を施肥すると米の品位が向上すること、水稲の耐暑性を高めるため猛暑時においても収量を維持できることが分かってきました。
仙川キユーポート(東京都調布市)の社員食堂では、 卵の殻で育てたお米(通称:卵殻米)を提供しています。とても美味しいご飯だと従業員からも好評です
今回の受賞は、これらの取り組みを含め、長年続けている卵の殻の付加価値化と社会貢献への挑戦について評価いただきました。
なお、昨年は同表彰において、キユーピー株式会社と株式会社グリーンメッセージが取り組んでいる未利用資源(野菜の未利用部)を活用した資源循環の推進活動において、最高賞である内閣総理大臣賞を受賞しており、昨年に続き二度目の受賞となっております。(旧ブログ)
今後も、さまざまな資源循環活動を通して社会的な課題解決に取り組んでいきます。
★受賞について、詳細はリリースをご覧ください。
参考:資源の有効活用