サラダクラブ遠州工場 「野菜廃棄物ゼロ」を実現!

2020.02.14

お知らせ

資源の有効活用

こんにちは。 株式会社サラダクラブ広報・広告宣伝部の加川湧也です。

株式会社サラダクラブは、パッケージサラダの製造・販売を行っているキユーピーのグループ会社です

サラダクラブ遠州工場

このたび、サラダクラブ遠州工場(静岡県周智郡)において、パッケージサラダを製造する際に発生する野菜の未利用部の完全飼料化・肥料化に成功しました!
これらの飼料・肥料は酪農家と契約農家で有効活用されます。

野菜の未利用部・・・商品として使用できないキャベツの外葉や人参の皮など

遠州工場ではもともと「飼料化」の取り組みは行っていましたが、飼料に適さない野菜は、産業廃棄物業者を通じてリサイクルしていました。今回、新たに発酵分解装置を導入することで「肥料化」が可能となり、遠州工場の野菜廃棄物をなくすことができました。導入に際しては、野菜の未利用部の有効活用が目的なのはもちろんですが、この仕組みをつくることによって現場の従業員の負担を増やしたくないという思いもありました。レイアウト上の問題から難しい部分もありましたが、最終的には未利用野菜を粉砕する機械から発酵分解装置までの工程を自動搬送させることにより、現場の従業員の作業軽減にもつなげられました。

皆さんは循環型社会(循環型農業)をご存知でしょうか?
資源とは有限なものです。ただ単に大量生産、大量消費を繰り返していると資源は近い将来尽きてしまうでしょう。限りある資源を有効活用し、持続可能な形で循環させていくのが循環型社会です。
契約農家さんから野菜を購入し、遠州工場でパッケージサラダをつくり、未利用部を肥料として農家さんに供給する「農家⇒工場⇒農家」という資源を循環するしくみが構築できています。

私たちサラダクラブは年間で約50,000tもの野菜を取り扱っています。(2019年使用実績)
近年、環境への取り組み、資源の有効活用が注目される中で、この50,000tを限りなく有効活用することは私たちの使命と考えています。2021年度までに全直営工場の「野菜廃棄物ゼロ化」をめざし、今後も限りある資源である野菜の有効活用を通じて、環境を大切にする循環型社会の実現に向けた取り組みを進めてまいります。

遠州工場での野菜未利用部の完全「飼料・肥料化」については、プレスリリースをご覧ください。


サラダクラブ遠州工場では、一般の方々の工場見学を実施しております。
ぜひ、「パッケージサラダができるまで」の製造工程をのぞいてみませんか?
皆さんのご来場お待ちしています! 工場見学受付中⇒こちらから

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