キャベツの「芯」にこそ価値あり!
2020.04.02
資源の有効活用
食育 その他
こんにちは。 キユーピー株式会社 研究開発本部 野菜価値創造部の伊東真智です。
皆さん、キャベツの「芯」はどうしていますか?
捨ててしまいがちな芯ですが、調理の工夫次第でいろいろな楽しみ方ができるのです。
キャベツの芯は、キャベツ全体の10%を占めていて、葉よりも甘く、食物繊維が多く含まれています! 捨てるにはもったいない食材なのです。
今、食品ロスは社会問題になっています。日本国内では毎年約600万トン発生し、その内の約4割が家庭から出ているのです。しかも、家庭での食品ロスの半分がなんと野菜なのです。
日本で一番キャベツを取り扱っているキユーピーグループだからこそ、捨てられることの多いキャベツの芯まで使って、おいしく食品ロス削減にも繋げられる活動をしたいと考えました。
研究開発本部ではキャベツの芯をおいしく食べるために、さまざまな取り組みをしてきた一つに、東京家政大学の学生さんとのレシピ開発があります。捨てられることの多いキャベツの芯を使ったレシピを発信することで、キャベツの新しい楽しみ方を提供するだけではなく、より気軽に食品ロス削減へ取り組める後押しができるのではないか、と思い立ったのが始まりでした。
東京家政大学での試食会の様子
キャベツの芯はシャキシャキとした食感を持っており、また芯は葉よりも甘味成分を多く含んでいることも特徴です。芯には少し青臭いにおいがありますが、加熱などのちょっとした工夫でおいしく食べることができます。このような特徴をふまえて、学生の皆さんと一緒に数種類もの試作を繰り返し、キャベツの芯の食感や甘みをいかしたレシピを作り上げることができました。
それらのレシピを、キユーピーホームページのとっておきレシピ内の『キャベツの芯をかしこく使いこなす』で公開しています。キャベツの芯の魅力、使いこなすポイントなどもご紹介しています。
どれも簡単でおいしいので、キャベツの芯が余った際には是非一度作ってみてはいかがでしょうか?
キャベツとコーンのカレーライス
キャベツと豚肉の和風香味炒め
キャベツのレモンマリネ
野菜は「未利用部」にこそ価値あり。
普段芯を捨てていたならば、食品ロス削減にもつながり一石二鳥!
これからは芯も捨てずに、ぜひ葉と一緒にいろいろな料理で楽しんでください。