沖縄の子どもたちに、福島のお米を

2020.06.03

お知らせ

社会 その他

こんにちは。 キユーピー株式会社 那覇営業所の諸岡直(もろおかすなお)です。

日本では子どもの7人に1人が貧困で苦しみ、沖縄では4人に1人が貧困状態にあると言われています。コロナ禍で学校が休校になり給食を食べられない子どもが増えていることで、新聞社・企業・飲食店による「子ども応援」が始まりました。キユーピーでも食を通じて何かできないか考えました。

那覇市社会福祉協議会とはキユーピーみらいたまご財団を通じ子ども食堂への応援などで繋がりがあり、「子ども食堂にとって物資提供が一番効果的で、特にお米のひっ迫に困っている」ということを教えていただきました。子ども食堂へお弁当を作る飲食店は、肉・魚などおかずの余剰はあるがお米が無い、地元の大手米屋に協力依頼すると、巣ごもり需要で家庭用の米が好調で難しいとのこと。また、沖縄では米の生産がほとんどなく、農家などからの提供も難しい状況でした。

キユーピーみらいたまご財団の業務に関わっている全国食支援活動協力会に伺うと、他の地域より沖縄はお米のニーズが高いということで、キユーピーとキユーピーみらいたまご財団よりお米500キロを寄贈することになりました。

お米寄贈の様子

5月18日(月)、台風1号上陸で大荒れの天気でしたが、無事に那覇市社会福祉協議会へお米を届けることができました。寄贈時に新本会長からは「食べ盛りの子どもにとって、お米の提供が一番有難い、すぐに届けます」とのお言葉をいただきました。

店舗へお届けした様子

このお米、キユーピーグループマッチングギフト「QPeace」で支援している「NPO法人0073(おおなみ)」さんのお米なんです。0073さんは福島復興に向けて取り組まれている団体で、福島のお米が遠く離れた沖縄まで。沖縄を支援すると同時に、沖縄もお米を食べて福島を応援。そんなつながりも大切にしたいです。

お米は、子ども食堂や子ども食堂向けのお弁当を作っている外食店へ持っていっていただきます。

<那覇市社会福祉協議会よりお礼のコメントいただきました>

この度は、500キロの大量のお米を早急にお送り頂き、心より感謝申し上げます。
居場所のお弁当作りや、県の企画「こども未来協力店」にて一般の飲食店で弁当作りに取り組んでいる皆様に対し、必要に応じてお渡ししており、大変喜ばれております。
今後、社会情勢は益々、厳しさが増すと予想されておりますが、そんな中でも子ども達をしっかり育てていける環境づくりに頑張っていけたらと思っておりますので、これからもどうぞよろしくお願い致します。

沖縄に事務所を構える那覇営業所としても、沖縄の子どもたちに笑顔を届けられた事は大変喜ばしく思います。
那覇営業所は本年2020年に開設50周年を迎えることができました。食文化が内地(日本)とは異なる沖縄で長年続けられたのは、沖縄県民の皆さんにご愛顧いただき育てていただいたからです。その感謝を忘れずに沖縄食文化へもっともっと入り込んでいきたく進んで参ります。

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