「オンライン離乳食教室」開催しました!
2020.10.12
食育 その他
こんにちは。 キユーピー株式会社 研究開発本部 育児・高齢者食チームの三島尚子です。
育児食の研究開発を担当しており、日頃より「子育て世帯のサポーターとして、もっと子育てを楽しめる社会に貢献したい」「赤ちゃんの心と体を育てるお手伝いをしたい」という想いで、お客様の悩み解決やニーズに合った商品開発に取り組んでいます。
新型コロナウイルスの影響で自治体の離乳食教室や親子イベントが軒並み中止されていると聞きました。子育て中のご家族は、外出を控え、子育てセンターや保健所の方、他の親御さんたちとの交流の機会が減って不安や孤独を感じていらっしゃるはずです。少しでも子育て中の方々のお力になれればとチームで議論を重ねた結果、オンラインで離乳食教室をやってみることになりました。「離乳食の進め方」や「ベビーフードの安全・安心」、「ベビーフードの上手な使い方」などの情報発信については、より伝わりやすいような動画を作ることにしました。また、参加してくださる方々とのコミュニケーションを大切にしたいという想いから、質疑応答の時間を多く設けるようにするなど、私たちなりに工夫をし準備をしてきました。
オンライン配信会場の様子
8月下旬にキユーピーグループ全従業員へ配信される社内メールシステムを使って、「オンライン離乳食教室」の募集を行いました。参加対象者は離乳食が始まる前の生後4~5カ月頃の赤ちゃんがいるご家族です。従業員のみならず、配偶者やご兄弟まで広げたことにより8組のご家族の応募がありました。
初めてのオンライン離乳食教室開催は9月30日(水)10時から。
説明用資料と手作り動画を組み合わせて話を進め、質問の時間をたっぷりとりました。事前に送付していたベビーフードの試食もしてもらい、親御さん自身に味や固さを体感していただきました。画面越しには赤ちゃんを抱いたり授乳をしたり、なかなか集中して参加するのが難しい様子も見られましたが、多くの質問があり悩みや疑問を抱えていることが分かりました。
ベビーフードの製造現場
育児休暇中のご夫婦や、奥様は里帰り中で男性従業員のみで参加など様々
質問に答える研究員たち
<参加者の感想> ※一部ご紹介
・コロナ禍で子連れの外出が難しかったので、オンラインで開催していただきとてもよかったです。 オンラインでの講座は初めて受講しましたが、とても快適に参加することができました。気分転換にもなり、参加して良かったです。
・これから離乳食を始めるにあたり、基礎的なことや、実際に始めている方の悩みも聞けて大変参考になりました。画面ごしに聞くだけでなく、試食をして味を知ることができたのも良かったです。
・市販のベビーフードも使用して大丈夫だと安心できて、離乳食が始まっても大丈夫だと思えてよかったです。
・研究員の話、皆さんの質問等、すごく勉強になりました。同じ月齢の子どもを持つ親御さんと会話するのは初めてで、皆さんがどんなことを疑問に思ってるのかを共有でき、大変参考になりました。ベビーフードを上手に取り入れて行く方法も分かり、うまく使いこなしていきたいと思いました。
アンケート結果では、参加者全員が『オンラインで行う離乳食教室は良い』と回答。重い荷物を抱えて子どもを連れていく必要もなく自宅から気軽に参加でき、子どもが泣いても周りを気にすることなく、おむつ替えや授乳も自分のタイミングでお世話しながら参加できる良さも実感いただけました。
コロナ禍における自治体の離乳食教室の代替えや、必要とされる情報提供を行うことができ、多少なりとも子育ての悩みや疑問の解決、また同じように子育てをしている方との関わりの場を提供できたと思います。
これからもご家族の気持ちに寄り添い、お客様がベビーフードを上手に活用して親子で楽しく食事をするお手伝いができるような、さまざまな提案を続けていきます。