育休中の自己啓発「一級惣菜管理士資格試験で得た力」

2022.04.27

社会 その他

こんにちは。 キユーピー株式会社 広報・グループコミュニケーション室の二宮真理綾です。

可知理恵子さん

キユーピー挙母工場(愛知県豊田市)品質保証課の可知理恵子さんが、2021年度一級惣菜管理士資格試験に合格されました。

以前、一緒に仕事をしていたこともあり、可知さんからメッセージをもらいましたのでご紹介します。

最優秀成績で合格だったと聞いたときは信じられない気持ちでしたが、たくさんの同僚から声をかけてもらい、とても嬉しく思いました。中でも一番嬉しかったのはワーキングママの先輩から、「パワーをもらったよ! 」と言われたことです。

私は3児の母(長女6歳、長男4歳、次男2歳)であり、入社15年目(産休育休3回取得)の社員です。仕事は調味料・卵製品工場での品質保証業務(工程管理業務、従業員教育など)です。

「産休育休取得中に自己啓発のため品質保証の仕事に役立つ勉強がしたい」と上司に相談したところ、惣菜管理士の受講を勧められました。

私は「産休育休中=子育てに専念する期間」とは捉えず、一度目の前の仕事から距離を置き、子育ての経験を含めて自分を見つめなおし、社会人として成長する期間だと捉えていました。なぜそのように考えていたか振り返ると、育休前に先輩から経験談を聞いたり、実際に働いている姿を見て、仕事復帰後の自分のありたい姿を描けたからだと思います。その姿に近づくためには、もっともっと成長しなければという想いに駆られ、育休中に“自己啓発を”という発想が自然と心に浮かびました。

とは言っても、産休育休中。育児と勉強の両立は大変、と思いきやそんなに大変だと感じたことはなく、勉強を楽しんでいました。むしろ勉強があったから、育児も頑張れたという方が正確です。育児にイライラしたら勉強することで冷静になれたり、勉強で疲れたら子どもたちの笑顔に癒されたり。うまくバランスをとって過ごせていたと思います。

子ども中心の生活で、自分のために使える時間は限られている中で、勉強時間を確保するというのは確かに困難でした。子どもたちの寝かしつけをしながら、スマホで撮影した暗記用ノートを見たりするなど、隙間時間を勉強に充てる努力をしました。また、休日には夫が子どもたちを遊びに連れて出してくれたり、いろいろと協力をしてくれたことも大きかったと思います。

資格試験の勉強を通して、バランスを取りながら育児と仕事を両立する練習ができたことは、とても良かったと思っています。知識のみならず、ワーキングママとして働くための力も身につけられたと思います。今後は、習得した知識をわかりやすい形、実践しやすい形にして、工場の製造現場の皆さんにお伝えし、安全安心な製品づくりに貢献していきたいと思います。

産休育休中の過ごし方の一例として、現在産休育休中の方、これから取得予定の方の参考になればと思います。産休育休中は子どもとじっくりと向き合って過ごせる大切な期間です。過ごし方は人それぞれ。それぞれの価値観を大切にして、後悔しないように大切な日々を過ごしてもらいたいです。

私も育児休業中に可知さんの話を聞いていたら、もっと志を高く持つことができていたかも! ?と少し後悔したのと同時に、これから産休育休を取得される方にぜひ読んでもらいたいと思いました。

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