サッカーチームの指導者経験を通して、子どもたちから教わったこと

2022.08.25

社会 その他

こんにちは。 キユーピー株式会社 IT・業務改革推進担当の安東洋一です。

私は小学生対象のサッカーチームで指導者として28年、市サッカー協会(協会組織内小学校カテゴリー)の副委員長として13年活動しています。
先日「越境学習」をテーマに社内有志座談会時に、今回のお話をしたところ、キユーピー オフィシャルブログへの投稿にお声がけいただき、僭越ではございますがお伝えすることとなりました。

私が指導者として子どもたちと関わったのは、長男(33歳)が小学1年生のときに入団したサッカーチームで「一緒にボール蹴らないか」と誘われたことがきっかけです。軽い気持ちで始めましたが、チームの子どもたちと過ごす時間は新鮮で楽しく、土日に時間を作るため平日に仕事を頑張る! という「ワークライフバランス」に変わりました。

駆け出しの頃は先輩たちや書物からトレーニング方法を会得しましたが、今から思うと独り善がりな指導だったと思います。続けるうちに、大人の思い通りに動けるロボットではなく、自分で考えて自分の意志で行動できるように気づいてもらえることが、次の世代(中学・高校・・)で必要とされる選手になれると気づきました。
私の座右の銘は「叱るときは上から、諭すときは目線で、褒めるときは抱きかかえて」。
これを実践していると、子どもたちは間違いなくついてきてくれました。

私の「先生たち」であり「感動の源」

心をリフレッシュ中の私

この経験は、ビジネスマンとしての自分も大きく変えてくれました。
「伝える」(伝えるは自己満足)のではなく「伝わる」ことが大切であり、最大の効率化は「伝わるか否か」。
そして「なるほど! 」と腹落ちすることで取り組む熱量が変わり、結果的に信頼感に繋がるということを、子どもたちとの関わりから学びました。

また「スポーツコーチング」「スポーツ心理学」の勉強が、「ビジネスコーチング」「ビジネス心理学」に繋がりました。コミュニケーションにおいて、お互いの間にある壁は「必要だが薄く低く」する方が良いと考え、お互いの深層心理が見えるような会話手法と聴き方、引き出し方を学び、1on1にも活かすことができました。

そして私のやりがい(モチベーション)は「存在意義」であり、「存在意義」の場面が3つ以上(「会社」「家」「社会」)あると幸せが増すということにも気づけました。今は素直に充実したステージだと感じています。(過去は違っていました・・・)
この様に、人生が充実していると感じられるのも「少年(少女)サッカー」で新しい居場所をいただき、人との接し方を学ぶことができたからだと「子どもたち」に心から感謝しています。

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