調布市環境フェア 「えねこや」さんの活動に参加してきました
2022.10.28
社会 その他
環境 その他
こんにちは。 キユーピー株式会社 広報・グループコミュニケーション室の大林純子です。
先日、調布市環境フェアで「えねこや」さん(マッチングギフト制度「QPeace」で支援している団体)の出展をお手伝いさせていただきました。
「えねこや」さんは自然エネルギーと省エネで「地球にやさしいシンプルな暮らし」を目指し、環境イベントへの参加や、出張授業(10月ブログ)による子どもたちへの環境教育に力を入れています。
会場に設置された「移動式えねこや」
イベント会場には、前日に運ばれた「移動式えねこや※」が設置されていました。他の出展者のテントが立ち並ぶ中で木造の移動式の小屋はとても目を引く存在で、来場された多くの方が小屋の中を興味深くのぞいていました。
※「えねこや」は自然のエネルギーだけで心地よく過ごせる小さな建築(=小屋)
「移動式えねこや」の屋根には4枚のソーラーパネルが設置され、電力は自給自足。また、床・壁・天井にはウッドファイバーという木製の断熱材が入っていることに加え、窓のサッシもアルミではなく断熱性の高い木製、ガラスも二重になっており、熱を逃しにくい構造をしています。スペースは抑え断熱性を高めることで、少ないエネルギーでも快適に過ごせる造りになっています。
右側が私(大林)
私は来場された方に、小屋の特徴を説明する担当でした。実際に小屋の中に入り、ウッドファイバーに触ってもらったり、窓の構造を説明しました。「実際の家屋に活用されていますか?」「ソーラーパネルの寿命はどのくらいですか?」など質問もいただき、皆さん興味を持って聞いてくれました。
ロフトを楽しむ子どもたち
また、入口のすぐ上はロフトになっており、子どもたちには大人気の場所。順番に上がっては、窓から外をのぞいて楽しんでいました。ロフトに窓があるのもポイントで、暖かい空気は上に行きやすいため、暑い時はロフトの窓を開けることで自然の風を取り込み、空気の循環ができます。
「使用電力比べ」を体験している様子
小屋の反対側のテントでは「使用電力比べ」「断熱ボックス」などが用意されていました。電気で熱を作るにはどのくらいの電力が必要なのか、実際にドライヤーの冷風と温風(強)の電力の違いを数字で見ると、大人でも驚きの結果で、電気で熱を作るのにはたくさんの電力が必要であることが分かりました。
今回イベントのお手伝いとして参加しましたが、私自身が省エネについて多くを学ばせていただきました。「移動式えねこや」の5畳ほどの木造の空間は、木の温もりを感じるとても落ち着く場所です。家の広さを求めるよりも、必要最小限のエネルギーで心地よく暮らす大切さ考えさせられる機会でした。環境問題は大きな課題ですが、一人ひとりがまずは「知る」、そしてそれを「伝える」ことで活動の輪が広がっていくと思います。
今後も社外の方と関わりながら知識を広げ、自分の仕事にも生かしていきたいと思います。