みんなでもっとSDGs! ~渋谷オフィスの環境ツアーに参加して~
2022.10.31
資源の有効活用
気候変動への対応
こんにちは。 キユーピー株式会社 人事本部の大串万葉です。
少し前に、渋谷オフィスと仙川キユーポートのSDGs活動を紹介しました。(以前のブログ)
私は普段、中河原(東京都府中市)にある「みらいたまご」という事業所にいますが、「みらいたまごをもっとサステナブルなオフィスにしたい」という思いから、色々ヒントを探すために、渋谷オフィスの環境ツアーに参加しました。
環境ツアーは最上階の「日向カフェ」からスタートし、最初に食堂で発生する食品ロスやプラスチックごみの削減について、教えてもらいました。日本では1人当たりに換算すると毎日お茶碗に軽く1杯分(約113g)の食品ロスを発生させている状況ですが、日向カフェでは「1人当たり5.9g」まで削減しているそうです。またマイボトルの推進やマイボトル割引により、プラスチック容器の使い捨ても減っています。
左:日向カフェにて説明を受ける参加者 / 右:2021年度は6.3%だったマイボトル率が、2022年5月以降25%以上を維持!
ビル内の階段の途中には太陽光パネルが設置されていて、コロナ対策でオフィスの至る所に置かれるようになったアルコール噴霧器の電池を充電していました。この取り組みは、さまざまなところでも展開できると思いました。
左:階段の途中に設置されている太陽光パネル / 右:充電した電池はアルコール噴霧器に使用
続いて、PETボトルのリサイクルについて聞きました。もともとPETボトルは単一素材のため、リサイクルしやすい素材と言われています。キユーピーグループでは長年、商品の包材の環境負荷低減にも取り組んでいますが、近年は回収したPETボトルを容器・包材に再利用する取り組みを始めました。
渋谷オフィスや仙川キユーポートで回収され、物理的に処理(メカニカルリサイクル)されて綺麗になったPETボトルが、将来的に商品の容器・包材として再利用されれば、従業員一人ひとりの取り組みが環境負荷低減につながる、とても素敵なことだと思います。
オフィスフロア内にもPETボトルの回収BOXはありますが、中は空っぽで使っている人はいませんでした。代わりに、離れたところにあるパントリーで綺麗に洗浄してつぶしてから、洗浄済み専用の回収BOXに入れていました。当たり前のようで意外と面倒な作業を100%達成できているのは、従業員のSDGs活動への深い理解と共感があるからだと実感しました。
左:フロア内にある回収BOXには誰も入れていません / 右:洗浄してつぶしてから専用の回収BOXへ
地下のエコステーションを見学した際には「次工程はお客様」という言葉があり、身の引き締まる想いでした。ごみは回収業者を経て、最終的には処理業者に処理をしていただいています。その際そのごみの責任はどこにあるかというと、処理をした業者ではなく、ごみを排出したキユーピーグループにあります。ごみにも「キユーピーグループ」という名札が付いているという考え方です。
私たちキユーピーグループは、商品やサービスに対して「品質第一主義」を掲げ、誠心誠意取り組んでいます。ごみの出し方も「回収業者さんが回収しやすいようにごみ袋の縛り方を工夫する」「処理業者さんが処理しやすいように分別を徹底する」など、従業員一人ひとりができることがあると実感しました。
SDGsの取り組みを掲示
「日向カフェ」に向かう通路に、キユーピーグループのSDGsの取り組みが掲示されています。多くの従業員に足を止めて見てもらいたいと思います。
オフィスでもSDGsへの取り組みは色々できるのだと気付きを得られました。今回の学びを「みらいたまご」でも活かして参ります。