キユーピーみらいたまご財団 第11回「地域の居場所づくりサミット」開催&「2023年度の助成事業」募集中

2022.11.16

キユーピーみらいたまご財団

こんにちは。 公益財団法人キユーピーみらいたまご財団 事務局の堀池俊介です。

11月5日に「第11回地域の居場所づくりサミット」を開催しました。

<第一部>

当財団アドバイザーで相模女子大学教授の堤ちはる先生より「改めて考える子どもの居場所づくり」というテーマで講演がありました。その一部を紹介します。

「新型コロナウイルス感染拡大により、子ども食堂の活動スタイルが変化し、フードパントリーや弁当配付中心の活動が増加しました。ただ、本来の目的は物的支援だけにとどまらず、食を通して親子の精神的支援も行い、心安らぐ日常が送れるようにすることではないでしょうか。食事提供をするときに『何か困り事はないですか?』などの言葉を添えると『見捨てられていない』 『勇気づけられた』と感じる人もいるでしょう。つながりが大切です」

「食育活動では農業体験、クッキングなどのイベントが強調される傾向にあります。ただ目的は、健全な食生活を実践することができる人間を育てることで、イベントはそのための手段です。計画を立て、実施したらそれを評価し、更なる内容の向上に向けて改善していくことが大切です」

その他、産前産後ケアがなぜ重要か、妊産婦の栄養状態と、生まれてくる子どもへの影響等の話もありました。

<第二部>

ハスノハ子ども食堂の渡邊和美様の講演がありました。2021年2月に活動を開始して以来、毎日子ども食堂を行っており、延べ利用者数は3,200名。目指すのは「食を通して困っている子どもや親の最初の救済の扉となること」。その活動内容、高邁な想いは圧巻でした。

最後に、恒例となった少人数に分かれての交流会です。私のグループでは「どうしたらスタッフが確保できるか」などの悩みごとに、他団体の方から経験に基づいたアドバイスがあり、和気あいあいとした交流が進みました。「頑張りすぎない」「継続が最も大切」など、とても印象的な発言がいくつもありました。

オンライン配信会場の様子

とても晴れやかな、充実したサミットでした。講演の動画は、後日財団ホームページで公開します。
また現在、2023年度の助成団体事業を募集しています(11月21日正午締切)。募集要項の詳細は、リリースおよび財団のホームページをご覧ください。

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