キユーピー神戸工場 CO2ネットゼロ工場へ
2023.03.22
気候変動への対応
環境 その他
こんにちは。 キユーピー株式会社 神戸工場(兵庫県神戸市) 生産技術課の渡辺浩史です。
2022年12月より、キユーピー神戸工場では使用する電力を「実質再生可能エネルギー100%」へと切り替えました。また、使用する蒸気についても、燃料由来の温室効果ガス排出分、J-クレジット※を購入します。
※J-クレジット制度とは温室効果ガスの排出削減量や吸収量をクレジットとして国が認証する制度のこと
この取り組みにより、使用エネルギー由来で発生する「温室効果ガス排出量」と再生可能エネルギーやJクレジットに含まれる「温室効果ガスの削減量・吸収量」について、「温室効果ガス排出量」-「温室効果ガスの削減量・吸収量」=差し引きゼロとなり年間約3,680トンのCO2排出量を削減する見込みです。
神戸工場の太陽光パネル
環境課題に対して、どのように向き合うべきでしょうか? 継続して環境課題に取り組む中で、共感している考えを二つご紹介したいと思います。
日本は2050年までにカーボンニュートラルを達成する目標を立てており、その実現に向けて「グリーン成長戦略」を掲げています。
その中の一つの考え方として「温暖化への対応を経済成長の制約やコストとする時代は終わり、成長の機会と捉える時代に突入している」とあります。
料理をする時などと同じく、制約があるほうがアイディアが浮かんだり、今までムダと感じていたことを見直す機会となり、前向きに立ち向かうべきと理解しています。
また、SDGsの宣言の項目67には、企業に求めることが記されています。
「持続可能な開発における課題解決のための創造性とイノベーションを発揮することを求める」とあります。
企業に対しては「寄付やボランティアでの社会貢献ではなく、事業そのものでの社会的課題の解決力を期待されている」と理解しています。
再生可能エネルギーの活用はゴールではなく、通過点であり、事業そのもので社会的課題に継続して取り組み、成果をあげるよう意識して活動していきたいと思います。
省エネ活動を推進する生産技術課のメンバー