「えねこや」さんの出張授業から仙川キユーポートの省エネを考える

2023.04.07

環境 その他

社会 その他

こんにちは。 キユーピー株式会社 総務部施設環境課の榊原宗敏です。

仙川キユーポート(東京都調布市)は今年で開設10年です。
4月5日に、待ちに待った「移動式えねこや」が仙川キユーポートにやってきました。

「移動式えねこや」出張授業 @仙川キユーポート

キユーピー仙川工場跡地に建築された仙川キユーポートは、ご覧の通りとても目立つ建物で、地域の皆様からも愛される存在になりたいと、地域連携がミッションの一つです。
私は仙川キユーポートの「省エネ」担当として、地域連携、地域貢献ができないかと模索し、建築当時お世話になっていた調布市の「環境計画」の説明会に出席しました。そこで、「えねこや」湯浅代表をはじめとするメンバーの皆さんと出会いました。湯浅代表に「えねこや」についてのお話を聞かせていただき、えねこやさんと仙川キユーポートで連携した省エネの地域貢献ができるのではないかと考えました。調布市深大寺の「えねこや六曜舎」と「移動式えねこや」も見学させていただきました。

2022年度から、マッチングギフト制度「QPeace」の支援団体として、えねこやさんの省エネと再生可能エネルギーで地球にやさしい暮らし」を考える出張授業に、従業員がスタッフとして参加させていただいたこともあります(以前のブログ)。
今回はそんな出張授業の一部を、仙川キユーポートで、お昼休みの30分という超短縮版で行っていただきました。

左:グループ従業員約40人が参加 / 右:「触って実感。窓ガラスと壁の断熱材」

断熱ボックスを触ってみると、なるほど二重サッシや断熱材は効果があることを体感。
それでは、仙川キユーポートの断熱はどうなっているのか?
実は、仙川キユーポートは外周、廊下、内周、吹抜けの構造となっていて、外周、廊下が断熱の役割をしているため、内周では真冬の空調が入る前の早朝でも15℃以上を保っています。そこから、20℃まで室温を上げれば良いので、結構な省エネとなっています。

左:「その場で実験。電力消費比較」 / 右:ペレットストーブの燃料に触れる

使用電力の比較では、扇風機とドライヤーのワット数の違いに驚きました。電気から熱をつくることは多くの電力を使ってしまうことを確認できました。
パソコンは30W/台、LED照明は6W/本、エレベーターは5000W/台・・・日頃から電化製品を使う時に、ワット数を考えるだけでも、省エネにつながることが期待できます。

また、仙川キユーポートでは、いつでもどこの蛇口からも温かいお湯が出てきます。これは省エネではないのでは? との質問も何度か受けたことがあります。仙川キユーポートのお湯は、冷暖房や殺菌機を動かす「ついでに(余熱を利用して)」作って、大容量のポット(貯湯槽)に貯める工夫をしています。

左:「えねこやを近くで見る」 / 右:えねこやの皆さん、ありがとうございました(左から3番目が私)

えねこやさんの授業をきっかけに、会社でも家庭でも自分にできる省エネを考えていきたいと、決意をあらたにした次第です。「えねこや」の皆さん、大変ありがとうございました。

★今回の内容について、こちらの記事もぜひご覧ください。 >>えねこやの活動

ページの先頭に移動する