コーチングと出会って変わり始めた私の人生

2023.11.14

ダイバーシティ

社会 その他

こんにちは、キユーピー株式会社 社内認定コーチの中村仁美です。

前回のブログでは、私の社内コーチング活動についてお伝えしました。
今回はコーチングと出会ってからの私の変化や、子育てへの活用、今後の展望などをお伝えします。

2021年にコーチングに出会う前までの私は、「3人の子どもの育児」と「家事」と「仕事」の全てをもっと頑張らなきゃ! と必死でした。いつも「まだ足りない」と思いながら、何かに追われるような日々を送っていました。

ある木曜日の午後8時、4歳の長男がテレビを見ていて、何回もお風呂に入るように促しているのにまるで聞きません。私はついにリモコンを手に取り、テレビを消して言いました。
「もうお風呂入る時間だよ」
テレビを突然消された4歳の長男はやだやだと暴れだし、大泣きです。
「ママなんかだいっきらい!」「あっちいけ!」

コーチングを知る前は、「何回もお風呂だって言ったよね?」「ママだって仕事で疲れてるんだよ」「明日も保育園だから言ってるんだよ」とじわじわ詰め寄り、最終的には「じゃあもうお風呂に入らなくていいよ」と冷たく言い放ち、一人キッチンで怒りを鎮めながら、自己嫌悪。そんなことを繰り返していました。

コーチングを学んでからは、保育園から自宅までの道のりでこんな会話をします。
「今日は寝るときにどんな気持ちでお布団に入れたら最高かな~?」
「ママと一緒にお布団に入って、今日の保育園のお話しとかしながら、クイズして~楽しい気持ちで寝る~」「だから帰ったらご飯の前にお風呂入る!」
自分から提案して、帰宅するなりお風呂に直行する時もあります。

どうなったらいいかの未来を描いて、それにつながる行動を選択していく」というコーチングの基本的な考え方は子育てにとても役立ちます。もちろん、うまくいく日ばかりではありません。こう言っていたのに結局テレビが楽しくなってなかなかお風呂に入らない時もあります。これまではイライラが募る一方でしたが、社内コーチの研修を受けてからは「今できていること」に目を向けるようになりました。

「とりあえず、ご飯は食べおわっている。」「疲れていたけどおかず1品と味噌汁を作ることができた。」「子どもたちが今日使った水筒をキッチンにちゃんともってきてくれた。」
些細なことでも、できていることに目を向けます。すると、できていることが案外たくさんあると思えて、今お風呂に入らないと言っているなら、先に一人でゆっくり入って、あとから呼べばいいか! 温泉の素も入れちゃおう! と柔軟に考えられるようになり、子どもにイライラをぶつけて自己嫌悪することが格段に減りました。

家での自分を少しずつコントロールできるようになってくると、会社でのコミュニケーションや仕事への向き合い方も変わってきました。

これまでの私の社内認定コーチとしての活動や想いが伝わり、先月からコーチングによってキユーピーグループの従業員のキャリアを支援する、人事本部キャリア開発センターという部署に異動となりました。

左:異動した日に記念撮影 / 右:新たな部署で従業員の「やってみよう」を応援します!

今後はこれまで接点のなかったキユーピーグループの従業員へも、コーチングのエッセンスを広めていきます。
そして、社内の休憩室、打ち合わせスペースや社員食堂のあちこちから「本当はどうなったらいい?」「できていることはなんだろう…?」といった会話が聞こえてきて、その光景を見ながら「なんか会社の雰囲気変わったよね、今ならなんでも実現できそう!」と仲間と言い合えていたら最高だなと思っています。

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