第2回 心のバリアフリーへの一歩

2024.05.28

ダイバーシティ

社会 その他

こんにちは。 キユーピータマゴ株式会社 管理本部 総務労務部の村中美貴です。
キユーピータマゴの本社は東京都調布市にある仙川キユーポートにあり、私は普段そこで勤務しています。

6月にキユーピーあいの本社は東京都町田市から仙川キユーポートに移転することになり、執務場所がキユーピータマゴと近くなります。そんな時、「心のバリアフリー研修」のことを知り、参加しました。(第1回 ~開催の背景と想い~

この研修では、視覚障がいのバリア体験や車いす体験、そしてDEI(ダイバーシティ エクイティ インクルージョン)セミナーを受講しました。

左:目を閉じて小銭を見分ける(100円と10円、50円と5円など) / 右:弱視の方の視界の様子を体験する

左:車いすでドアを開ける / 右:傘を差してまっすぐ進む

左:自動販売機でお茶を買う / 右:片手に水筒を持ちながら進む

落とした紙をかがんで拾うというちょっとした動きも、車いすに座っていると床まで手が届かず、予想以上に大変だと感じました。さらに、片手で荷物を持って片手で操作すると、車いすはまっすぐ進まず、左右に大きく曲がってしまいます。多数の人にとっては日常のことでも、ある少数の人にとっては不便だったり、できなかったりする「バリア」になることがわかりました。

DEIセミナーの様子

DEIという考え方の説明もありました。同じ職場で働く従業員の意識が変わり「心のバリアフリー」が広がれば、多様な人材が公平に一緒に働ける職場づくりができることも理解できました。

また、「障がいのある方には常に手助けが必要」という思い込みがありましたが、困っていることや不便なことは人それぞれで、その時々によってはサポートが必要ない場合もあるというお話を聞いて、「いつもサポートが必要」という認識が誤りであることもわかりました。

コミュニケーションや会話が大切であることは健常者も障がいのある方も同じです。困っているように見える人がいたら、まずは「声がけ」をして、お互いに必要なサポートをする関係が、最終的には過ごしやすい職場環境につながるのかなと再認識しました。

意識を変えることは今日からでもできます。まずは、困っているかなと思ったら、その方に合った適切なサポートができるように、「お手伝いしましょうか?」や「何をしましょうか?」と声をかけることから始めてみようと思います。

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