研究者からメンタルコーチへ ~社内コーチングシリーズ第8回~
2024.07.26
ダイバーシティ
社会 その他
こんにちは。 キユーピー株式会社 研究開発本部 包材開発チームの松岡祥郎です。
コーチングとの出会い
研究開発本部に異動した2019年、専門性の高いメンバーに囲まれ、包材に詳しいと思っていた自分の知識に対する自信は見事に崩れ、代わりに焦りを覚えました。かなり焦りながら日々の業務に当たっていた中で、私が唯一メンバーの役に立ったのが、「相手に伝えること」です。
メンバーは取り組みの意味やメリットを相手に伝えることに苦労していましたが、私は比較的スムーズに伝えられていたため、「あれ? コミュニケーションは得意かも? 」と、一縷の望みを感じていました。今思えば社歴が長いため、知り合いが多いだけだったのかもしれません。(あの時勘違いをした自分に、今は、ナイス! と伝えてあげたいです。)
とは言え「私はコミュニケーションが得意です! 」と言っても、説得力がないので、何か資格などはないかと探していた時に、社内コーチの開発研修の案内があり、藁にもすがる思いで、思わず手を上げました。その後、社内コーチング研修、プロコーチ養成スクールを経て、プロコーチになりました。今は本業の傍ら、副業でコーチングを提供しており、経営者、起業家、アスリートなど様々な皆さまとお話をする機会をいただいています。
チームメンバーとのコミュニケーション
私はチームメンバーに「本当はどうしたいの? 」と良くききます。理由は、仕事としてのアウトプットはもちろん大切ですが、本人の自己実現も同じくらい大切にしたいからです。安心して仕事を任せられる頼もしいメンバーですが、たまに「あれ? いつもと違うな? 」と思ったときは、一通り話を聴きながら本人のやりたいことと仕事のアウトプットをどうやったら紐づけられるか? 一緒に作戦会議をするようにしています。
「〇〇したい! 」が生まれるチームミーティング
チームメンバーとの作戦会議
「この仕事は確実に進めるべきだと思うんですけど…。」(…。に違和感)
「けど…。なんだろうね? 〇〇さんは、本当はどうしたい? 」
「ちょっと挑戦なんですが、本当はこの設計を入れたいんです。」
「そっかー!それはどうして? 」
「これを入れたらお客様がもっと使いやすくなると思うんです。」
「いいねー!じゃあ、確実に進めつつ、挑戦できる進め方を考えよう! どんな方法があるかな? 」・・・・・
ここまでうまくいくことは稀ですが、このようなコミュニケーションを心がけて、「〇〇すべき」も大切ですが、「〇〇したい! 」のモチベーションを応援しています。
今後の目標
コーチングと出会ってから、ずーっと自分の「本当に実現したい未来」を描き続けていましたが、なかなか自分にフィットする未来が描けませんでした。でも、あきらめずに何度も何度も描いて修正をして、を繰り返して、ようやく「これだ! 」と思える未来を描けたのは2年後でした。
私は今、「2028年ロサンゼルス五輪で金メダル」を選手と一緒に目指しています。
現在はゴルフ、ボルダリング、カヌーなど様々なアスリートの皆さんにお声がけいただき、競技素人ですが、練習や試合に行って、メンタルサポートや応援をしています! お陰で日焼けで真っ黒です。
社外でのメンタルコーチとしての活動
でも、これがやりたかった! 今やりたいことができている幸せ感でいっぱいです!
これからも自分の「やりたい! 」に素直に挑戦し続けます!