自然の恵みと共に ~ヤマモモと「あすまるさんキッチン」の取り組み~

2024.08.23

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こんにちは。 キユーピー株式会社 研究開発本部の齋藤葵です。

7月に、マッチングギフト制度「QPeace」で支援している「あすまるさんキッチン」のヤマモモ収穫にボランティア参加してきました。場所は埼玉県小川町にある横田農場。緑あふれる自然豊かな風景がとても魅力的な農場でした。

ヤマモモは農家さんが忙しい時期に実をつけるため、どうしても収穫が追いつかず、そのまま放置されてしまうことが多いそうです。また、実が柔らかく傷みやすいため、流通にも向かないとのこと。

この「もったいない! 」をおいしく加工して売れる形にしようと考えたのが、料理研究家ユニット「あすまるさんキッチン」の皆さんです。「農業が潤うことで、次の世代に豊かな食文化をつなげていきたい」という想いを持っており、収穫したヤマモモは、果汁をシロップに、実の部分をジェラートに加工して販売されます。

「あすまるさんキッチン」はヤミーさん、ほりえさわこさん、中元千鶴さんの3名が活き活きと楽しそうに活動している姿がとても印象的でした。

ヤマモモ収穫参加メンバーの集合写真

ヤマモモの木

当日は天気も良く、かなり暑い一日でした。私たちは、木にたくさん実ったヤマモモを収穫しました。例年よりも実は少ないとのことでしたが、それでも濃い赤色の実がたくさんついていました。

ヤマモモの実を一つ一つ大切に拾い集める様子

木を揺らすと、パラパラと実が落ちてきます

まず、木の下にブルーシートを敷いて、木を揺らして実を落とします。熟した実は一気に木から落ちてきます。参加していたお子さんたちも、楽しそうに実を落としていました。落ちたヤマモモはすべて拾い集め、その後、熟していないものや、見た目がきれいでない実を選別しました。熟していない実は、ブルワリーに引き取られ、ビールに加工されるそうです。

ほりえさんが最後にヤマモモの木に向かって「いっぱい揺らしてごめんね。また来年もよろしくね」と声をかけていたのが、とても印象的でした。自然の恵みに感謝する気持ちが込められていて、本当に素敵だなと感じました。

キラキラと美しく照り輝くヤマモモの実

前回収穫したヤマモモで作ったシロップのソーダ割りをいただきました

次に、場所を移して収穫したヤマモモを加工しました。
ヤマモモはシロップとジェラート用のペーストにします。洗った実に砂糖などを加えてレンジで加熱すると、ヤマモモからたくさんの果汁が出てきます。この果汁がヤマモモシロップになり、残った実から種を除くとジェラート用のペーストが完成します。

洗ったヤマモモに砂糖などを加えてレンジで加熱

爽やかな甘酸っぱさが広がり、自然の恵みを感じる一杯

大量のヤマモモから種を除く作業は手間がかかりますが、「あすまるさんキッチン」の皆さんは、とても和気あいあいと楽しんでいらっしゃいました。
食べられるものを余すことなく活用するこの取り組みに参加できたことは、視野を広げる素晴らしい機会となりました

●キユーピーグループ マッチングギフト制度「QPeace」
https://www.kewpie.com/sustainability/dietary-lifestyle/social/

●あすまるさんキッチン
農家支援とフードロス削減をテーマに、規格外などで出荷できない食材を「日持ちのするおいしい食品」に加工して、食卓に届ける活動を行っています。
https://www.instagram.com/asumarusun/

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