第2回 自分磨き! 講師経験がもたらす成長と自信 ~参加型研修の効果~

2024.08.27

ダイバーシティ

社会 その他

こんにちは。 キユーピー株式会社 ファインケミカル本部(以下FC本部) 五霞工場の竹下涼太です。

1回目の記事では、若手社員が中心となって行う参加型研修の内容や魅力をお伝えしました。今回は、参加型研修の効果について、最初の受講生であり、次年度には講師も務めた遠藤光さんとともに紹介したいと思います。

キユーピー ファインケミカル本部 遠藤光さん(左)と竹下(右)

参加型研修がもたらす自己肯定感とコミュニケーション力

竹下 「まずは、参加型研修のテーマでもある『自己肯定感の高め方』と『効果的なコミュニケーションの取り方』について、感じたことを教えてください。」

遠藤 「研修で講師を務めることで、上司や他の参加者の価値観や人となりを知ることができ、親近感が湧いてコミュニケーションが取りやすくなりました。また、研修で学んだ自己肯定感の高め方は、今でも役立っています。もともと自己肯定感が高い方ではありませんでしたが、入社して4年目となる今では、社会人としての経験を積んだ分、自信がつき、自己肯定感が上がり続けていると感じています。」

竹下 「私の場合は逆に、仕事の奥深さを知れば知るほど自分の足りない部分が見えてきて、入社時は100%だった自己肯定感が、今は70%くらいに・・・。自己肯定感が上下するということにも驚きました。」

遠藤 「竹下さんは向上心が高いからですね(笑)。コミュニケーションのテーマでは、自分の『当たり前』が他人の『当たり前』のわずか3%くらいだったことを学び、多様性について意識するきっかけになりました。」

講師たちの工夫が光る研修の現場

竹下 「『信念と会社の理念について考える』テーマでは、今振り返ると『あの時の自分の説明は薄っぺらかったなあ』と少し反省しています。」

遠藤 「竹下さんが研修の講師で、私と視座が合っていたので、内容が頭に入りやすかったです。だけど、私が講師をやる時は、経験が浅くて会社の理念について説明が難しいと感じたので、社内で理念研修を担当している人を講師として招き、レクチャーをお願いしました。講師になる社員は、自分が進めやすいように研修のやり方を工夫しているので、研修を通じて講師の個性が出ておもしろいと思います。」

アウトプットで深まる理解と自信

遠藤 「私がこの研修の講師を務めて改めて気づいたのは、インプットするだけではなく、アウトプットすることで自分の理解が深まるということです。内容が本当に腹に落ちないと、自分の言葉で説明できないと感じ、3回の研修を進める中で、引き継いだ資料をそのまま使わずに、自分の言葉で手直しすることにしました。
もともと発表が苦手でしたが、研修の講師を経験することで、十分に準備をすれば自信を持って進められることが分かり、それが大きな自信につながりました。」

最終回の記事では、参加型研修から得た学びと成長について、講師のバトンをつないだ3名からお伝えします。

キユーピー ファインケミカル本部五霞工場 遠藤光さん

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