フードロス削減を体験! あすまるさんキッチン3周年イベントで感じた「おいしい」の裏側

2024.10.08

環境 その他

食育 その他

こんにちは。 キユーピー株式会社 研究開発本部の中根麗です。

マッチングギフト制度「QPeace」で支援している「あすまるさんキッチン」の3周年イベントの事前準備に、ボランティアとして参加してきました。「あすまるさんキッチン」は、規格外などで出荷できない食材を「日持ちのするおいしい食品」に加工して食卓に届ける、フードロス削減に取り組んでいる料理研究家チームです。

このボランティアに参加したいと思ったのは、活動内容や皆さんの想いに深く共感したからです。学生時代に農学系の研究をしていたこともあり、フードロス問題にはずっと関心を持っていました。現在は研究開発本部で野菜の基礎研究や商品開発に携わり、過去には捨ててしまう素材のアップサイクルをテーマにした商品開発にも取り組んでいました。
採れたて野菜のおいしさや、農家の皆さんのご苦労、加工の難しさ、そしてその先にある食べる楽しさをさまざまな立場で経験してきたからこそ、あすまるさんキッチンがそれら全てに真剣に向き合い、生き生きと活動している姿に惹かれ、とても魅力的に感じました。

わくわくドキドキしながら迎えた当日、チャイムを鳴らすと「はーい、どうぞー! 」と元気な声が。個人のお宅にボランティアで伺うのは初めてだったので少し緊張していましたが、友達の家に遊びに行った時のような温かい雰囲気で迎えていただき、すぐにリラックスできました。

商品の仕上げ作業を手伝いながら、皆さんの「おいしいものを届けたい」という想いの強さを感じました。
「今年はさらにおいしくできたから、きっと喜んでもらえるね! 」
「おいしいから、サービスでこれも乗せちゃおう! 」
「これ、収穫した時すごく暑かったよねー! 」
「ここの畑の野菜は本当にいつもおいしいよね! 」
こんな温かいやり取りが飛び交う中、私もお客様の笑顔を思い浮かべながら心地よい時間を過ごしました。

バインミー用のパンをカット中。「おいしいものを届けたい」という想いを感じながらお手伝い(右:中根)

翌日のイベントには立ち会えませんでしたが、自分が携わった商品を通じてお客様の「おいしい! 」という瞬間が生まれることに思いを馳せていました。来年もボランティアに参加できるなら、ぜひイベント当日にもスケジュールを空けておこうと思います。

メーカーで商品開発をしていると、原料から加工、流通を経てお客様の手元に届くまでのすべてを見届けることはなかなかできません。このような活動を通じて、改めて食の楽しさの原点に触れられたことは、とても貴重な経験でした。これからも、「あすまるさんキッチン」の皆さんから学んだ大切な想いを胸に、自分らしい方法で食と向き合っていきたいと思います。すてきな時間を、本当にありがとうございました。

3周年イベント「あすマルシェ」を訪れた従業員とお子さん。ヤマモモジェラートをおいしそうに楽しんでいます

●キユーピーグループ マッチングギフト制度「QPeace」
https://www.kewpie.com/sustainability/dietary-lifestyle/social/

●あすまるさんキッチン
農家支援とフードロス削減をテーマに、規格外などで出荷できない食材を「日持ちのするおいしい食品」に加工して、食卓に届ける活動を行っています。
https://www.instagram.com/asumarusun/

ページの先頭に移動する