食べ物の「もったいない」を減らす!あすまるさんキッチンの取り組み
2025.01.27
社会 その他
環境 その他
こんにちは。 キユーピー株式会社 経営推進本部の牛込紀子です。
せっかく実ったのに、形が悪く加工に向かないために廃棄されてしまう野菜。きれいな箱に詰められてギフト用に出荷されても、食べごろを過ぎて捨てられてしまう果物たち。
そんな「もったいない」を少しでも減らそうと、「あすまるさんキッチン」の活動が始まりました。
この活動は、世界を旅する料理研究家・ヤミーさん、親子3代の料理研究家・ほりえさわこさん、ヘルシー料理研究家でライターの中元千鶴さんの、個性豊かな3名が立ち上げました。マッチングギフト制度「QPeace」の支援団体にもなり、社内のボランティア募集を見て、私も参加させていただきました。と言えば聞こえが良いですが、実際のところは、堀江泰子先生とひろこ先生に、営業時代、料理教室でお会いした懐かしい思い出があり、そのつながりが応募の本当の理由でした。
当日は、3名のメンバーに加えて、ひろ子先生と同じ志を持つバナナケーキ製作者の方も一緒に作業を始めました。キンパのきゅうりを漬け込んだり、果物を煮詰めて瓶に詰めたり、手作りドライフルーツをパックしたり、手作りのラベルを切って貼ったり・・・。どれも手作業で大変なはずなのに、皆楽しそうに作業を進めています。
同じ志を持つ仲間が集まる素晴らしさが、じんわりと伝わってきます。そして、手は動かしつつも、おしゃべりを交えながらの作業。みなさんとの懐かしい話や、今の話で盛り上がり貴重で楽しい時間となりました。これこそが、キユーピーの社是である「楽業偕悦」そのもの!
仲間とともに、仕事(業)を楽しみ、よろこ(悦び)を、とも(偕)にする瞬間でした。
心を込めて、一つひとつ丁寧に。「楽業偕悦」を感じながら、心豊かなひととき
翌月には、社内で「あすまるさんキッチン」の活動報告会にも参加しました。そこで感じたのは、理想を描くことはできても、現実には電気代や人件費の捻出が難しいといった厳しい現実があるということです。
しかし、報告会で未来の夢を語っていただいた際、その情熱とビジョンに触れ、こちらまでワクワクした気持ちになりました。キユーピー創始者の中島董一郎さんも大きな夢を抱き、事業を始めました。悩んだとき、迷ったときには、泥臭くても原点に立ち返る。この活動を通じてその大切さを改めて感じることができました。
オンライン活動報告会には、36名の従業員が集まり、熱い想いを共有しました。
昨年夏の異常気象の影響で、野菜不足や高値が続く日々。(ホント、頭が痛いですよね。)せっかくの自然の恵みを無駄なく、おいしくいただく大切さを再確認する、貴重な時間となりました。
大げさなことではなく、身近なところから「もったいない」を意識する。食材の切れ端や余った部分も無駄なく使い切って、おいしくいただく。ぜひ、皆さんもキッチンや食卓での「もったいない」を少しずつ見直して、始めてみませんか。
●キユーピーグループ マッチングギフト制度「QPeace」
https://www.kewpie.com/sustainability/dietary-lifestyle/social/
●あすまるさんキッチン
農家支援とフードロス削減をテーマに、規格外などで出荷できない食材を「日持ちのするおいしい食品」に加工して、食卓に届ける活動を行っています。
https://www.instagram.com/asumarusun/
●「あすまるさんキッチン」イベントのブログ
第1話「もったいない」を「おいしい」に
第2話 食品ロスを解決!「おいしいものを届けたい」あすまるさんキッチンが生み出す笑顔の秘密