「お互いに寄り添う=相携える気持ち」を育みたい

2025.02.21

ダイバーシティ

こんにちは。 アヲハタ株式会社 海外本部の長野晶子です。

このたび、25年度の「オフィス取り組み」テーマの一つとして開催された「心のバリアフリー研修」に参加しました。「オフィス取り組み」とはキユーピーグループの各社、各部署が入居している渋谷オフィスと仙川キユーポートで行われているキユーピーグループの理念やビジョンに紐づいた取り組みです。「心のバリアフリー研修」はグループ会社のキユーピーあいが主催しました。

今回私が参加しようと思ったきっかけは、昨年10月まで業務で障がい者雇用に携わっていたので、障がい者の方々と触れ合う中で「どういう事が障がい者に『寄り添った』言動なのか」を考える機会が多く、車いす体験だけでも寄り添うことのヒントが得られると思ったことです。

研修は、「体験」と「セミナー」の二本立てで進められました。
まずは「体験」。上述の車いす体験だけでなく、小銭・お札の識別体験、白杖体験、弱視の方の見え方体験と盛りだくさん!「百聞は一見にしかず」どころか、「一見は一体験にしかず」でした。見聞きするだけでなく、体験することで気づくこと、驚くことが次々と出てきて、見方や認識がガラリと変わったことを実感しました。(雨の日に一人で車いすに乗っている方を見たら、いの一番で手を差し伸べたい!それぐらい、傘をさしながらの車いす操作の難しさは体験してみなければ分からないことでした。)

傘をさして車いすを操作する私(長野)

続いての「セミナー」では、特に「意識上のバリア」について詳しくご説明いただきました。
今回後半30分のセミナーの講義を担当されたキユーピーあいの塩田さん、全盲でありながらパワーポイントのスライドに合わせて、スラスラと、まるで原稿を見てお話しているかのようでしたが、全て暗記してお話されているとのこと!でも棒読みではなく、ところどころジョークを交えての講義で、いつも原稿頼みの私にとっては尊敬しかありませんでした。塩田さん、凄すぎます!

写真㊧セミナー講師の塩田さん

過去に受けたセミナー等で「私もあなたも多様性の一部」という考え方を知り、違いを尊重し多様性に優劣の概念を持ち込まないということを意識するようにはしていましたが、今回は「相手の立場に寄り添う」という表現でお話いただきました。「自分だったら、どう接してもらうとありがたいか、嬉しいか」を行動のベースにすることを一層意識していきたいと思いました。

●アヲハタ株式会社https://www.aohata.co.jp/
みかんの缶詰加工とオレンジママレードなどのジャム類の製造を目的として、1932年に広島県竹原市忠海で創業したアヲハタは、現在めざす姿に「フルーツのアヲハタ アヲハタはフルーツと自然の実りの価値をお届けし、心弾む豊かな生活シーンを彩ります」を掲げています。

●株式会社キユーピーあいhttps://www.kewpie-ai.co.jp/
2003年12月にキユーピー株式会社の特例子会社として認定され、色々な能力を持った障がい者と健常者が共に働く喜びと自己成長を実感できる会社としてスタートしました。特例子会社とは、障がいのある方の雇用の促進、そして安定を図るために設立された会社のことです。

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