食べることと環境の大切さ・楽しさを体験! ~キユーピーのSDGs教室~

2025.03.04

食育 その他

環境 その他

こんにちは。 キユーピー株式会社 広報・グループコミュニケーション室の羽生田雅子です。

食は体をつくり、心を豊かにしてくれる大切なもの。環境はこれからも地球で暮らし続けていくために欠かせないもの。キユーピーグループでは、工場見学やSDGs教室、マヨネーズ教室を通じて、食べる楽しさを感じてもらいながら、未来を担う子どもたちの生きる力や考える力を応援しています。
今回は、食育活動のひとつである「SDGs教室」の様子をご紹介します。

SDGs教室とは?

SDGs教室は、全国の小学校の3~6年生を対象とした2022年から実施している出前授業です。キユーピーの環境に対する取り組みを紹介しながら、子どもたちと一緒に環境について考えたい、という想いから生まれました。SDGs教室は、総合学習でのSDGsに関する学習、社会科でのごみ処理と関連して、また家庭科では食品ロスに紐づけて、さまざまな授業の中で社会と企業と個人のつながりを感じることができる、重層的な学びの時間となっています。

45分間で実施する授業では、SDGsの17の目標のうち、12:「つくる責任。使う責任」を取り上げています。

  1. 地球上で起こっている環境問題のいくつかをわかりやすく説明し、国際社会共通の目標であるSDGs(持続可能な開発目標)につなげます。
  2. 「ごみ問題」や「食品ロス」に取り組むキユーピーの具体的な活動を伝えます。ごみ問題では「容器の軽量化」や「再生プラスチック利用の容器」などを、食品ロスでは「野菜の未利用部の活用」や「卵の有効活用」などを紹介します。
  3. 「ごみ問題」、「食品ロス」それぞれのテーマで、子どもたちが自分ごととして考える時間をつくり、ワークシートを使いながら考えたことを書き出します。
  4. グループワークからまとめの発表を通じて理解を深めます。

SDGs教室当日 企業はどんな取り組みをしている?自分には何ができるだろう?

2月に訪問した流山市立市野谷小学校のSDGs教室では、笑顔あふれる4年生が笑顔で、時には真剣な表情で授業に参加してくれました。「ごみ捨てのお手伝いをしたことがある人! 」と聞くと、たくさんの手が挙がりました。キユーピーの取り組みを紹介した後は、いよいよ自分でできることを考える時間です。

「ごみを減らすためにできることを教えてくれる人」と聞くと、「エコバッグやマイボトルを持ち歩くようにします」、「自分の持ち物を壊れないように大切に使います」、などなどたくさんの意見をだしてくれました。食品ロスについても、「給食を残さないようにします」、「苦手なものもがんばってちょっと食べてみます」、と学校ですぐにできそうなことがあがりました。

「先生も、実は苦手なものはあるけど食べるようにしているよ」という担任の先生の言葉には子どもたちも興味津々。その他にも「賞味期限がせまっているものから食べます」、「残してしまったら、ラップをして冷蔵庫に入れて、次のご飯の時に食べきります」といった家庭でできることを発表してくれる子もいました。

授業の最後には発表タイムがあります

授業の最後にはグループワークで「今日はこんなことがわかったので、私たちのグループではこんなことをしたいです」とグループで意見をまとめ、発表をしてもらう時間があります。グループのディスカッションや、発表者を決める様子はクラスの個性が見える楽しみな時間です。「班長だから」「じゃんけんで決めよう! 」「私が発表したい」「緊張するから二人でもいい? 」

発表はちょっとだけ緊張するよね。でも大丈夫、どんな意見でもいいんです。

この授業で自分にできることをしっかり考えて、それらを友達と共有し、自分とは違う意見もあることを知る。そして生活の中で少しでも自分なりに取り組んでみよう、続けよう、誰かに伝えよう、そんな気持ちになってくれれば嬉しいです。

流山市立市野谷小学校 4年生の担任の先生のコメント

子どもたちの身近な存在で、スーパーや自宅でキユーピーの商品を見かける度にSDGs教室のことを思い出してくれるかな? という想いでキユーピーのSDGs教室に申し込みました。

食品ロス削減の工夫や資源を無駄にしない取り組みを学び、子どもたちはSDGsをより身近な課題として捉えるきっかけを得ることができました。特に商品容器にも込められた工夫を知った際には驚きの声が上がりました。また、現在4年生が取り組んでいる給食の残菜削減活動にも活かせる学びになったと感じています。

SDGsは国や企業だけではなく私たち一人ひとりが行動することが求められています。SDGs教室では、社会と企業、そして子どもたちがどのようにつながり合っているかを伝えます。大事な社会の一員である子どもたちが具体的にSDGs達成のために取り組むきっかけになるように、子どもたちの健やかな成長を支える活動をこれからも続けていきたいです。

●SDGs教室のお申し込みはこちらから
https://www.kewpie.com/education/class/

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