フレイル予防でいきいき健康長寿!

2025.03.27

食育 その他

社会 その他

こんにちは。 キユーピー株式会社 サステナビリティ推進部 食と健康チームの仁田友香です。

皆さん、「フレイル」という言葉をご存じですか?
「フレイル」とは、加齢により体力や気力が弱まっている状態で、要介護の1歩手前を指します。早期に対応すれば健康な状態に戻ることができます。キユーピーグループはフレイル予防のために、東京大学高齢社会総合研究機構(以下IOG)と連携し、取り組みを推進しています。

フレイル予防のためには、「栄養」「運動(身体活動)」「社会参加」の3つの柱をバランスよく取り入れることが大切です。今回取り組みの一貫として、この3つの柱の啓発・提案のため、秦野市・セントラルスポーツ・キユーピーの3者で、フレイル予防イベントをイオン秦野店にて実施しました。普段私たちは、「食」や「栄養」の大切さをお伝えすることは多いのですが、今回のように3つの柱の啓発をできることはとても良い機会です。

今回のイベントでは2つのブースを用意しました。栄養のブースでは、1つめの柱「栄養」に関わるフレイルについての説明のほか、サラダや野菜とたんぱく質摂取のことを紹介しました。卵で手軽にたんぱく質がとれることやパワーサラダのメニューなどです。

また、参加者に実際に野菜摂取目標量350gを体感してもらうため「野菜350gをはかってみよう!」のコーナーを開催。毎日食べている野菜量をイメージして、日々の野菜量をチェックした上で350gの野菜がどのくらいか、実際に体感してもらいました。
参加者の皆さんからは
「野菜350gってこんなに必要なのね!びっくり」
「全然食べられていないかも・・・」
「加熱すれば、結構簡単にとれるかもね」
「スープにしたり、サラダで食べたり色々工夫しています」
「野菜はすぐに冷凍すると便利よ、しいたけも冷凍するといいわよ」
といった声がありました。そして、私はこの体感イベントを通して、参加者の感想を聞いていたはずが、いつの間にか参加者から日頃の野菜摂取方法や生活の知恵を教えていただいていました。

運動(身体活動)のブースでは2つめの柱「身体活動」について、フレイルチェックや椅子に座ってできる体操や、Inbody測定を実施。参加者の皆さんは大変意識が高く、Inbody測定に興味深々。
高齢期になると、「食が細くなる」「体が痛くて外に出たくない」といった声を多く聞くので「フレイル対策は、フレイル状態になってから始めても継続が難しく、健康な時から習慣にしておくことが大切」ということをお伝えするように心がけています。

今後も神奈川県を中心とした他の店舗でも実施予定です。近くで「フレイル予防イベント」をやっていたら、ぜひ参加してみてください!イベントを目的に外出し、いろいろと体験されることが「社会参加」になり、3つの柱「栄養」「運動(身体活動)」「社会参加」を実感いただけます。
これからも自治体や他社と連動しながら、多くの皆さんの食と健康に貢献できるよう、取り組んでいきたいと思います。

前の記事へ TOPへ 次の記事へ
ページの先頭に移動する