2016年01月06日
こんにちは!社会・環境チームの大串です。
第1弾北海道での活動のご紹介、
2つ目は、NPO法人トラストサルン釧路様の活動です。
この度は、理事長の黒澤様に釧路湿原をご案内頂きました。
釧路湿原は非常に広大な湿原で、国内No.1の面積を誇る世界遺産(自然)。
国内で初めてラムサール条約に指定された湿原です。
東京の都心がすっぽりと入り、南北の距離は埼玉県の大宮から
東京都の品川駅まであるそうです。
あまりに広大なため、黒澤様に活動内容や釧路湿原の様々なお話を伺いながら
クルマでご案内頂きました。
まずご案内頂いたのが、植林用の樹木を大切に守り育てるための保護地です。
トラストサルン釧路の皆さまが大切にしているのは、その土地の植物を
遺伝子レベルで守ることです。
その土地で育っている種類と同じ種類だからと安易に他の土地で育った樹木を
植林するのではなく、元々その土地に根付いていた遺伝子の樹木を
増やす取組みをしている、というお話が大変印象的でした。
黒澤様おすすめのビュースポットからの眺めは、見渡す限りの大湿原!
このように広大な面積を都市開発から守るためには、
地道で長い活動の歴史があります。
私たちが何気ない日常を過ごしている時も、黒澤さんたちは
『どうしたら本来の自然の姿を守れるか』を考え、
一つひとつ丁寧に取り組まれた結果が現在の釧路湿原だと思うと、
眼下に広がる景色に胸が熱くなりました。
また移動中には至る所にタンチョウヅルが姿を現してくれました。
タンチョウヅルとの遭遇は私にとってとても珍しいことなので、
最初は「あ!タンチョウヅルだーっ!!」と喜んでいましたが、
湿原付近を移動中あちこちに見かけ、ヒトとの距離がとても近いので、
まるでスズメようだと感じてしまったほどでした。
このような素晴らしい光景が日常的に見られるのも、
トラストサルン釧路の皆さまを始め、
湿原を大切に守る方がいらっしゃるからこそです。
タンチョウヅルがこれからも安心して生活できる環境を守るために、
私たちが個人でできること、企業として支援できることを考えたいと思います。
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