野菜の魅力って?
味わい・彩り・食感・幅広い種類・調理法など、野菜の楽しみ方はさまざまですが、野菜に含まれる栄養素も魅力の一つ。
野菜に含まれるビタミンやミネラルは、肉や魚に含まれるたんぱく質や、お米や麺類に含まれる炭水化物など、
体を作る、エネルギーになる栄養素がうまく働くための役割を担っています。カリウム、食物繊維、ビタミンCは野菜から摂っている割合が多いことがわかります。
- ビタミンE
- 抗酸化作用により、体内の脂質を酸化から守り、細胞の健康維持を助ける働きをしています。
- ビタミンK
- 血液を凝固させるために不可欠な栄養素です。また、骨の形成等にも関与しています。
- 葉酸
- 胎児の正常な発育に役立つ栄養素です。また、赤血球の形成を助ける働きがあります。
ビタミンについて知ろう
- β-カロテン
- 必要に応じて体内でビタミンAに変化し、目や皮膚、粘膜を健康に保つ働きをします。また、抗酸化力をもち、有害な活性酸素を消去する働きがあると言われています。
- ビタミンC
- コラーゲンの生成に役立ちます。コラーゲンは細胞を結合させ、皮膚や血管、骨を丈夫にしてくれます。また、細胞の老化を引き起こす活性酸素を抗酸化作用で消去する働きもあります。
- ビタミンB1
- 糖質がエネルギーに代わるときに不可欠な栄養素です。神経組織の働きを正常に保つ働きもあります。
- ビタミンB2
- 皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
- ナイアシン
- 皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
ミネラルについて知ろう
野菜に含まれるミネラルで代表的なものは、カリウム、カルシウム、鉄分です。
- カリウム
- 体内の水分調整や、浸透圧の調整を行う栄養素です。ナトリウムの尿中排泄を促し、正常な血圧を保つ働きがあります。
- カルシウム
- 骨や歯をつくり、丈夫にする栄養素です。出血時に血液を凝固したり、神経を鎮めたりする働きもあります。
- 鉄
- 赤血球を作るのに必要な栄養素です。赤血球には、肺から取り込んだ酸素を全身に供給する働きがあります。
- 出典:文部科学省 日本食品標準成分表2015年度版(七訂)