サステナビリティ・食育
17/01/13
No.5
<食の楽しさと大切さを伝えたい>
キユーピーの食育活動 小学校への出前授業「マヨネーズ教室」2016年度活動報告
全国の小学校、延べ405校で実施。社内認定制度「マヨスター」は167人へ
キユーピーは、食の楽しさと大切さを伝える食育活動の一環として、2002年から「マヨネーズ教室」を開催しています。2015年度に続き、2016年度のマヨネーズ教室実施件数は年間400件を超えました。併せて、教室を運営する「マヨスター」をはじめ、「Sr.マヨスター」「Jr.マヨスター」に認定された従業員数も増加しています。2016年度の活動状況を報告します。
「マヨネーズ教室」とは:
キユーピーが取り組む「マヨネーズ教室」は、小学校に従業員が赴き、児童の皆さんと一緒にマヨネーズを手作りする出前授業です(2002年~)。普段何げなく口にしている食品がどのように作られるのかを学んだり、水(酢)と油が混ざり合う「乳化」の仕組みを実体験で理解するなど、さまざまな気づきを得ながら、授業の最後には手作りしたマヨネーズを野菜につけて食べます。苦手な野菜が食べられるようになる事例も多く聞かれ、全国の小学校から実施の要請を頂いています。
マヨネーズ教室を運営するのは、2013年度に始まった社内認定制度「マヨスター」に合格したキユーピーグループの従業員です。2016年度には新たに36人のマヨスターが誕生し、全国で167人が活動しています。マヨスターへの第一歩、座学の場として新たに導入した e ラーニングの受講者は607人に上り、出前授業の目的や意義の認知拡大に繋がりました。参画する従業員が増えたことで、全国各エリアでの運営体制が整い、2016年度のマヨネーズ教室の実施件数は、前年度同様400件を超え、405件となりました。児童数にすると、20,332人の小学生がマヨネーズの手作り体験をしたことになります。「マヨスター」の役割は、教室の運営に参画することはもちろん、実体験を通じて衛生・科学などの知識を伝えながら、子どもたちに食の楽しさ・大切さを体感してもらうことです。また一方で、従業員にとっても、改めてマヨネーズについて学び直す機会となり、人材育成の場にもなっています。
創立100周年を迎える2019年には、従業員全員(キユーピー単体)がJr.マヨスター以上の認定を目指し、全国の小学生に食の楽しさ・大切さを伝えていきます。