サステナビリティ・食育
17/04/18
No.31
キャベツの外葉など、カット野菜の残さを有効利用
野菜染めの布で話題の"あずま袋"を作るワークショップを開催
環境月間の6月から半年間 にわたり開催、初回 は6月13日(火)
キユーピーは、キャベツの外葉や芯など、商品には使用できない野菜で染めた布を使ってバッグを作るワークショップを開催します。製作するバッグは、コンパクトに折りたためて、使うときは風呂敷感覚で結ぶとたくさん物が入る、機能性に優れた日本生まれの「あずま袋」です。「マヨテラス」(東京都調布市)を会場に環境月間の6月から半年間、開催します。(開催概要は以下を参照)
キユーピーグループは、マヨネーズやドレッシングといった「調味料事業」のほかに、「タマゴ事業」「サラダ・惣菜事業」「加工食品事業」「ファインケミカル事業」の食品5事業と、「物流システム事業」で構成されています。サラダ・惣菜事業では、内食向けにカット野菜(パッケージサラダ)を、中食向けには惣菜や弁当を製造・販売しています。この事業を含めてキユーピーグループ全体では、年間約10万トン(2016年度)の野菜原料を使用しています。このうち、キャベツの外葉や芯、玉ねぎの皮など、商品に使用できない野菜の残さは堆肥化、ポテトピールは飼料化を進めています。今回の企画はその残さの一部で染めた布を使用します。
野菜染めの布は、繊維専門商社の豊島株式会社が企画・製作し、“FOOD TEXTILE”という商品名でアパレルメーカー等に販売しています。複数の食品メーカーやコーヒーショップが食品残さを提供し、野菜やコーヒーなどの自然な風合いの生地が生まれています。
ワークショップ開催にあたっては、プリンターやミシンのマーケティング活動を展開するブラザー販売株式会社の協力で、ミシンを使用したあずま袋作りが可能となりました。
キユーピーには、「良い商品は、良い原料からしか生まれない」という、ものづくりの考え方があります。大切な原料をしっかり使い切ること、それをお客様にお届けすることを前提に、どうしても商品化できない原料は、堆肥化・飼料化はもちろん、野菜染めの布のように、新たな用途として生かしていきます。
【第1回ワークショップの開催概要】
「野菜染めの布で話題の“あずま袋”を作ろう!」
日時:2017年6月13日(火) ①10:30~/②14:30~(各2時間)
*7~11月の開催日は随時マヨテラスのホームページにて公開
場所:マヨテラス (東京都調布市仙川町2-5-7)
定員:各回10名 (1名まで付き添い可、ただし未就学児は不可)
対象:ミシンがある程度使える方(小学校高学年以上)
料金:500円 (材料費・お茶菓子代の一部として/付き添いは無料)
内容:
- 野菜染めの布を使ったあずま袋(1個)の製作
- マヨテラス ミニツアー
- キユーピーの環境活動のご紹介
応募: 2017年4月21日(金) 9:30からインターネットおよび電話にて予約受付を開始(先着順)。
www.kewpie.co.jp/mayoterrace
03-5384-7770
FOOD TEXTILEは、食べ物がもつ「色」に注目したテキスタイルブランドです。廃棄予定の野菜や食材を、染料に変える技術で野菜のやさしい色合いを再現しています。サラダの色を楽しむように、服や雑貨の色を楽しむ。「着る野菜」という考え方のテキスタイルブランドです。
豊島株式会社
創業170有余年にいたる事業活動の中で、繊維の原料、原糸から、テキスタイル、最終のアパレル製品まで、一貫した供給体制を整えてきた。長年培った商材知識と、世界をまたぐ物流・貿易知識、最新の市場動向や、紡績、織布、染色、縫製におよぶ生産知識、企画力を駆使し、広く、深く、繊維ビジネスの拡大に貢献している。
ブラザー販売株式会社
1908年にミシンの修理業から始まったブラザーグループは、今日ではプリンターなどの情報通信機器事業を中心にグローバルに事業を展開。ブラザー販売は日本国内のマーケティングカンパニーとして、プリンターや複合機などの情報通信機器事業と、ミシンやカッティングマシンなどのホームファッション機器事業の2つの事業のマーケティング活動を展開している。“At your side.”の精神のもと、きめこまやかなマーケティング活動で、お客様の声を製品やサービスに反映し、可能性に満ちたビジネスや笑顔あふれる暮らしの実現に向けてユニークな製品やソリューションを提供し続けている。