中国 広東省広州市に4ヵ所目の生産拠点を新設します

　キユーピーは、中国における4ヵ所目の生産拠点として「広州丘比食品有限公司」（仮称、中華人民共和国 広東省広州市）を設立します。中国事業における生産能力の増強を図り、新市場の開拓を加速します。

　広州丘比食品の主要な生産品目は、家庭用および業務用のマヨネーズ・ドレッシングです。設立は2018年1月、出荷開始は2020年春を予定しています。広州丘比食品が製造する商品は、グループの杭州丘比食品有限公司が販売します。

　キユーピーは、1993年に「北京丘比食品有限公司」を設立以来、4つのグループ会社※を中国で展開し、マヨネーズ・ドレッシング、ジャム、タマゴ加工品、ロングライフサラダなどの製造販売を行っています。食の多様化が進む中、日本料理や西洋料理の広がりに合わせ、サラダ、サンドイッチ、寿司などのメニュー提案を進めてきました。現在、この動きは中華料理のメニュー提案にも拡大しています。

　24年間にわたる品質向上への取り組みと販促活動が実を結び、中国の主要な都市部におけるキユーピーの家庭用マヨネーズのシェアは、北京約90％、上海約60％、広州約80％となっています(2016年当社調べ）。
　さらに近年は、健康志向や食の洋風化に加え、電子商取引の急速な拡大が影響し、外食・中食産業は目覚ましい発展を遂げています。キユーピーの中国事業の売上高(2016年11月期)は前年比124％(現地通貨ベース)と大きく伸長しました。

　新会社を設立する華南エリアは広州・深圳・香港を擁する地域であり、北京を中心とした華北エリアや、上海を中心とした華東エリアとともに重要な経済圏の1つとされています。キユーピーは、新たな生産拠点の設立により、伸長する中国の内食・中食・外食市場の深耕を、スピード感を持って進めていきます。