キユーピーは、ビュッフェ向けに「ソース」「スープ」の提案を強化します

　キユーピーは、ホテルや外食でのビュッフェ形式の需要増加を見据えて、解凍せずにすぐに使える常温の調理ソースやスープの提案を強化します。幅広く使用できる新商品7品と併せて、商品を活用した「袋ごとレシピ」や「簡単アレンジ」で、ビュッフェメニューが手軽に充実できることを訴求します。

　訪日外国人の増加などによるホテル需要の高まりを受け、タマゴ加工品などビュッフェ関連の商品が好調です。外食の需要が高まる中、調理場やホールスタッフの人手不足は依然として続いており、今後はホテルに限らず、給仕に人手がかからないビュッフェ形式を採用する店舗の増加が予想されます。
　ビュッフェでは短時間に大量の料理を提供することから手間のかかる調理が難しく、メニューが単調になりがちです。調理の手間や食材数は抑えながらもメニューを充実させるために、簡便で幅広く使える加工食品の開発が求められています。

　今回新たに発売するのは、料理のおいしさを引き立てる味わいや色合いが特徴のソース3品と、野菜や素材の味を生かしたスープ4品です。常温で保存でき、仕込みや解凍の手間なしにすぐに使える特徴や、調理スキル不要の「袋ごとレシピ」「簡単アレンジ」などを提案し、ビュッフェ向きの商品として訴求します。
　「袋ごとレシピ」とは、商品を袋単位で使い切れるレシピです。ソースを袋ごとかけるだけ、混ぜるだけで「ロブスターソースのエビチリ」など満足度の高いメニューができ、発注計算も袋単位に単純化できます。

　また、「簡単アレンジ」によるスープコーナーの充実を提案します。キユーピーの行った調査では、朝食ビュッフェのスープには「野菜がたくさんとれる」「複数種類から選べる」「毎日違う内容」などが求められていることが分かっています。商品をそのまま使うだけでなく、ひと手間を加えるだけでメニューが手軽に増やせ、ビュッフェのスープコーナーのマンネリ化を解消できることを訴求します。

　キユーピーは、半世紀以上にわたり調理ソースの開発を続けてきました。今後も、味づくりの技術を生かしながら、調理現場の課題を捉えた商品の開発や新たな使い方の提案を進めることで、外食市場の拡大に貢献していきます。

商品の概要は以下の通りです。

解凍せず、そのまま使える常温のソースやスープです。そのままでもアレンジしても使え、さまざまなメニューが素早く完成します。

卵黄のコクとパルミジャーノ・レッジャーノの風味を生かした、ベースタイプのソースです。パスタソースのほか、肉や魚料理のソースにも活用できます。

角切りの玉ねぎ、ズッキーニ、にんじん、ピーマンが彩りよく入ったトマトベースのラタトゥイユ風ソースです。グリルチキンやオムレツにかけるだけで彩りのよいメニューに仕上がります。

ロブスターヘッドと香味野菜をじっくり煮込んで抽出した、うま味が詰まったソースです。オムライスや魚のソースのほか、水やブイヨンで希釈して、スープとしても使用できます。

食べやすい大きさの具材（玉ねぎ、じゃがいも、にんじん、マカロニ、豆類、大麦）がたっぷり入ったミネストローネです。油分を抑えたすっきりとした味わいとオレガノなどのハーブの風味や野菜の甘みが特徴です。

あさりのうま味に、魚醤を隠し味に加えて魚介系の香りとうま味を引き立てた深みのある味わいが特徴のクラムチャウダーです。

北海道産スーパースイートコーンを使用し、素材のおいしさを生かしたコーンクリームスープです。玉ねぎを炒めて甘みを引き出し、コーンの風味を引き立てました。

かぼちゃと玉ねぎをソテーし、野菜の甘みを引き出しました。シナモンなどのスパイスを隠し味に使い、甘すぎないすっきりとした味わいが特徴です。

料飲(ホテル、カフェ、レストラン)