その他
20/12/23
No.97
発展する華南エリアの強化、「オール電化」で環境にも配慮
中国4カ所目の生産拠点 広州丘比食品有限公司が操業開始
2021年1月から製造を開始
キユーピー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役 社長執行役員:長南 収、以下キユーピー)のグループ会社である広州丘比食品有限公司※(中華人民共和国、2018年2月設立)は、2021年1月から操業を始めます。
広州丘比食品は、中国における4カ所目の生産拠点、5つ目の現地法人として2018年2月に設立しました。主要な生産品目は家庭用および業務用のマヨネーズ・ドレッシングで、広州丘比食品が製造する商品は、グループの杭州丘比食品有限公司が販売します。
中国南部の経済圏、華南エリアへの供給を担う
広州丘比食品のある華南エリアは、広州・深圳・香港を擁する地域であり、北京を中心とした華北エリア、上海を中心とした華東エリアとともに重要な経済圏の1つです。華南エリアへは、これまで杭州丘比食品から商品を輸送していましたが、今後は広州丘比食品が主力商品の供給を担うことで輸送にかかる時間とコストの低減を図ります。また、広州丘比食品の稼働により中国での増産体制を整え、伸長する中国の内食・中食・外食市場の深耕と新市場の開拓を加速します。
既存工場の知見を凝縮したオール電化の最新ライン、工場見学にも対応
中国におけるこれまでの製造経験を生かし、広州丘比食品では自動化による効率的な製造ラインを実現しました。環境にも配慮し、エネルギー供給はすべて電気で行います。また、工場内に見学スペースを設け、一般・ビジネス向けに工場見学も実施します(開始時期未定)。遠方からの参加や新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、オンライン見学の開催も予定しています。
キユーピーは、伸長する中国市場において、さまざまな食提案を通じて中国の健康的な食生活に貢献していきます。
加工場を一望できる見学スペース
【広州丘比食品有限公司の概要】
社名 | 広州丘比食品有限公司 |
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事業内容 | マヨネーズ、ドレッシング等の製造・販売 |
設立 | 2018年2月 |
本社所在地 | 中華人民共和国 広東省広州市 |
資本金 | 270百万人民元 |
決算期 | 12月31日 |
<キユーピーの中国におけるこれまでの展開>
キユーピーは、1993年に中国に最初の現地法人「北京丘比食品有限公司」を設立。その後2002年に「杭州丘比食品有限公司」、2015年に「南通丘比食品有限公司」、2017年に中国統括会社の「丘比(中国)有限公司」を設立し、中国におけるマヨネーズ・ドレッシング、ジャム、タマゴ加工品、ロングライフサラダなどの製造販売を行ってきました。
長年にわたる品質向上への取り組みと販促活動が実を結び、2010年には「丘比(キユーピー)」ブランドが、日本の食品会社として初めて中国国内で一般的かつ著名な商標に与えられる「馳名(ちめい)商標」に認定されました。中国の主要な都市部におけるキユーピーの家庭用マヨネーズのシェアは、北京約90%、上海約55%、広州約70%にのぼります(2019年当社調べ)。
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