サステナビリティ・食育
23/01/30
No.10
コロナ禍を経て新たな取り組みに挑戦
マヨテラスで対面式見学を再開 2022年度食育活動総括
キユーピー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役 社長執行役員:髙宮 満、以下キユーピー)は、2022年度(2021年12月~2022年11月)に行った食育活動を総括します。2022年度も引き続きコロナ禍ではありましたが、対面式での活動を再開し、オンラインのコンテンツのさらなる充実と併せて、開催数は2021年度に比較し大きく伸びています。東京都調布市の見学施設「マヨテラス」は、2022年7月より人数をおさえて対面式の見学受け入れを再開しました。出前授業や講演会でも主催者が希望する場合には、対面式で実施し、お客さまに直接会えるコミュニケーションの場を得ることができました。
新たな取り組みとしては、品質保証に携わる従業員を講師に「食品表示の見方」を伝えるイベントを工場見学とマヨテラスで実施しました。また、学校への出前授業では、企業の責任としてキユーピーグループが取り組む内容を伝える「SDGs教室」を実施しました。「SDGs教室」は、好評により、2023年度に新たな出前授業として募集開始を目指します。キユーピー公式サイト内の「食生活アカデミー」は、新コンテンツ5件を公開し、計14件の構成となりました。「食生活アカデミー」は、未来を創る子どもたちが食生活を主体的に学び、考え、判断できるようになることを目的に2021年7月に開設しました。2022年度もさまざまな取り組みに挑戦した一年となりました。
また、これまでの活動が評価され、2022年6月に第6回食育活動表彰 教育関係者・事業者部門【企業の部】において、最高位である「農林水産大臣賞」を受賞しました※1。
キユーピーは、「工場は家庭の台所の延長」の考えのもと、1961年から実施している「オープンキッチン」(工場見学)をはじめ、食の楽しさと大切さを伝えるさまざまな食育活動を継続しています。これからも対面式、オンラインそれぞれの良さを生かし、世の中の状況に合わせて、食育活動を続けていきます。
【取り組み別2022年度(2021年12月~2022年11月)開催実績】
① 各工場とマヨテラスの対面式見学者数:総計5,829人
2022年7月からマヨテラスでは対面式の見学受け入れを再開し、見学者数は5,829人(前年度比690%)となりました。夏休み中は、たくさんの子どもたちが訪れ、感染対策のため試食を実施していないこと、マスク着用であること以外は、コロナ禍以前の様子に戻りました。
② 各工場とマヨテラスのオンライン見学者数:総計19,588人
オンライン見学者数は計19,588人(前年度比78%)でした。減少の理由は、工場閉鎖予定の挙母工場(愛知県)の見学が中止になったこと、マヨテラスで対面式の見学が再開したことです。2022年度も、オンラインを活用し、新たなコースを企画しました。例えば、マヨテラスで夏休みに自由研究向けに小学生を対象に「食品表示の見方」を伝えるイベント※2、キユーピー 深煎りごまドレッシングを製造している五霞工場(茨城県)で、「ごま博士になろう」をテーマにごまについて深く知るイベント※3です。また、8月の「サラダウィーク」に開催したイベント※4では、マヨテラスと鳥栖工場(佐賀県)、神戸工場(兵庫県)、五霞工場(茨城県)をリレー形式でつなぎ、各担当者がおすすめの世界のサラダを紹介しました。
③ 出前授業(マヨネーズ教室、SDGs教室)開催件数:計82校
「マヨネーズ教室」56校(うちオンライン42校)、「SDGs教室」26校(うちオンライン1校)、計82校(前年度比210%)となりました。
④ 講演会開催件数:計99回 4,013人参加
3つのプログラム「楽しく食べて健康に!」「聞いてなるほど!マヨネーズのお話」「野菜を楽しみもっと健康に!」の開催件数を合計すると計99回(前年度比170%)に上ります。内訳は、オンライン開催が23回、対面式が76回、計99回です。
⑤ 食生活に関して主体的に学べるサイト「食生活アカデミー」5件のコンテンツを追加
2021年7月に開設したキユーピー公式サイト内の食育コンテンツ「食生活アカデミー」で新たに①「買い物で何を見る?食品表示を大研究」②「世界のサラダを調べよう!つくってみよう!」③「卵を落とす高さが決め手!?基本の目玉焼きをつくろう!」④「ふむふむ、なるほど、食生活クイズ2022」⑤「動画で学ぼう!“もったいない”を価値あるものへ」の5件のコンテンツを追加し、計14件となりました。
食生活アカデミーURL https://www.kewpie.com/academy/
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