2004/08/03 No.51 |
★新製品 |
瀬戸内産のほろ苦い味わい |
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2004年5月に発売した夏季限定の「アヲハタ55パッションフルーツ&アンズジャム」に続き、第2弾として、秋冬限定の「アヲハタ55冬だいだいママレード」を限定販売します。アヲハタ株式会社のジャムの生産拠点でもある、瀬戸内の「冬だいだい」を使い、苦味が特長の英国タイプのママレードに仕上げました。 1932年(昭和7年)に日本で初めて発売された「アヲハタオレンジママレード」は、「良い製品は良い原料から」というアヲハタの製品づくりにおける理念の基軸となった最初の商品でした。 1926年(大正元年)、キユーピーアヲハタグループの創始者である中島董一郎は、農商務省の海外実業練習生として欧米で学んだ際、英国に向かう船中の食堂で初めてオレンジママレードに出会いました。日本人乗客がイチゴジャムよりもむしろオレンジママレードを好む姿を見て、いつか日本で発売したいと考え、その製法を学び持ち帰ったのです。当時英国ロンドンでは、各家庭でママレードをつくる習慣があったといいます。時期になると八百屋がオレンジの注文を取りにきて、製造する日を伝えるとオレンジが届けられ、併せて1日だけオレンジスライサーが各家庭に貸し出されていたそうです。 帰国後、1932年、日本での製造にあたり、柑橘類の最優良産地であった瀬戸内に位置する広島のジャム工場(現アヲハタ株式会社)で製造を始めたのです。 「アヲハタオレンジママレード」は、ほろ苦い「冬だいだい」、爽やかな味の「夏みかん」、甘みの「ネーブル」をブレンドしています。欧米でつくられていたシビルオレンジ(冬だいだい)を原料とした苦味のあるタイプにくらべて、爽やかでまろやかな味に仕立てられているのが特長です。特に「冬だいだい」と「ネーブル」は、収穫後にすぐ使用せず、色と香りを増すために、貯蔵してから使用するという製法にこだわり、70年たった今でもその製法が引き継がれています。 今回の商品は、この瀬戸内の「冬だいだい」のみを使用した、ほろ苦いママレードです。 ◇ アヲハタ55シリーズは、1969年(昭和44年)、「甘さの少ない低糖度のジャム」としては、世界で初めて保存料を使用せずに商品化され、現在14種類の味でジャム市場の主流となっています。 製品の概要は以下の通りです。 1.商品名・内容量・価格・荷姿:
2.出荷日: 2004年8月20日(金)から全国に出荷 3.商品特長: 瀬戸内の冬だいだいだけでつくった、ほろ苦いママレードです。バターを塗ったトーストはもちろんのこと、チョコレートケーキやアイスクリームなどのトッピングにも合う「季節感あふれた」ママレードに仕上げました。 【橙(だいだい)の名前の由来】 「橙(だいだい)」の名前は樹に新旧代々の果実がなっていることに由来しています。子孫の繁栄に通じることから、正月の飾りつけなどに使われている柑橘類です。同じ品種が西洋に渡り、シビルオレンジと名を変えて、オレンジママレードの原料となっています。 ※アヲハタでは「マーマレード」を「ママレード」と表記しています。 |