「キユーピーマヨネーズ」は、1925年(大正14年)に国産初のマヨネーズとして誕生し、長年にわたり多くのお客様に支持を受け、愛されてまいりました。今年2005年に80周年を迎えます。
おなじみの「キユーピーマヨネーズ」をはじめ、現在伸長著しい商品群であるカロリー、コレステロールに配慮した「健康訴求マヨネーズタイプ」などの新商品や、ユニバーサルデザインへの配慮など、さまざまな視点から一年間提案してまいります。
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「キユーピーマヨネーズ発売80周年記念ロゴ」
今後一年間、キユーピーマヨネーズのパッケージに掲載します。 |
プレスリリースNo.1〜6で、80周年である今年の「マヨネーズ・マヨネーズタイプ商品群」の新情報を紹介します。今後、消費者キャンペーン情報など随時リリースしていきます。
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No.1…2005年はキユーピーマヨネーズ80周年
No.2…キユーピーマヨネーズ350g新発売 − 少人数家族の増加に対応
No.3…ユニバーサルデザインのマヨネーズ200g −熟年夫婦、2人世帯を意識
No.4… |
外袋とキャップシールにポリ乳酸を採用
キユーピーマヨネーズにダブルキャップを採用(全国展開) |
No.5…焼きそばやおつまみに − 新製品「キユーピーからしマヨネーズ」
No.6…健康訴求マヨネーズタイプが130億円市場に |
<キユーピーマヨネーズの歴史>
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国産初のマヨネーズの発売は1925年(大正14年)でした。1915年(大正元年)キユーピー・アヲハタグループの創始者の中島董一郎が農商務省(現農林水産省)の海外実業練習生としてアメリカ滞在中に、マヨネーズと出会いました。
アメリカでは盛んにサラダを食べており、値段も安く、おいしく栄養豊富なマヨネーズをいつか日本でも発売したいと考えました。
そして関東大震災をきっかけに和服から洋服へ、衣食住の洋風化が進むのを見てマヨネーズの製造を開始しました。
それは、日本人の体格向上を願い、当時の輸入品に比べて2倍の卵黄を使った栄養豊富なマヨネーズでした。当初の売れ行きは年間120函(600kg)ほどと少なく、マヨネーズになじみのない日本人は整髪料(ポマード)と間違えて髪に塗ったというエピソードも残っています。
その当時の日本では生野菜のサラダを食べる習慣はなく、マヨネーズをサケ缶やカニ缶など魚介類のソースとして紹介していました。 |
マヨネーズが世間に広まり、1941年(昭和16年)の年間出荷量が10万函(約500トン)まで伸びたところで、第2次世界大戦のため製造を一時中止しました。物資不足で良い原料が手に入らないときは、製造を中止するほどで、「良い原料からしか良い製品は生まれない」というキユーピーの品質への基幹となる考え方は、この当時から引き継がれています。やがて戦後、1948年(昭和23年)に原料事情が好転したため製造を再開。その後の徹底的な合理化により、戦後23回の値下げ(値上げ10回)をしマヨネーズの市場は飛躍的に発展しました。 |
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現在欧米では、パンに使うことが多いことから、酸味の少ないマイルドな全卵型マヨネーズが主流になっているのに対し、日本では卵黄が多く、うま味の強い卵黄型のマヨネーズが主流となっています。それは、日本の米の食文化と相性の良い調味料だったからです。
戦後になり、生野菜の普及とともにマヨネーズも生産量を増やし、1980年半ばになると、生野菜への使用以外にもおにぎり、パンや魚、肉などの料理へと用途が広がっていきました。また、栄養が充足した時代になると、調味料についてもカロリーを気にする消費者が出てくるようになり、1991年、他社に先駆け植物油の量を半分に減らした「キユーピーハーフ」を発売しました。その後、2002年、コレステロールを除いた卵で作った「キユーピーゼロ ノンコレステロール」や、2004年さらなる低カロリーを目指した「キユーピークオーター」を発売しています。 |
マヨネーズは、栄養面や調理面でも新しいことが分かってきています。2004年の日本農芸化学会では、マヨネーズがβ—カロテンの、また日本栄養改善学会ではビタミンKの吸収を高めるという発表をしています。そして、2004年の日本調理科学会では、マヨネーズをハンバーグに入れるとジューシーに、厚焼き玉子は色良く、ふわふわになることを科学的に解明し発表しています。
キユーピーは今後も、「キユーピーマヨネーズ」や、さまざまなマヨネーズタイプに関する研究開発、メニュー提案など、マヨネーズのある食卓をもっと豊かにする情報をお送りしていきます。 |
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