2005/08/24 No.41 |
★新製品 |
瀬戸内産の冬だいだいを使用 |
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昨年に引き続き、秋冬限定で「アヲハタ55 冬だいだいママレード」を発売します。アヲハタ株式会社のジャムの生産拠点でもある瀬戸内の「冬だいだい」を使った、ほろ苦い味が特長の英国タイプのママレードです。冬だいだいは、収穫後にすぐ使用せず、色と香りを増すために貯蔵し、最もおいしい状態にして使用しています。 今年は、ジャムを煮詰める際に逃げてしまっていた香りとおいしさを戻す新製法の採用によって、さらに風味よく仕上がりました。 日本で初めて発売された「アヲハタオレンジママレード」(1932年発売)は、「良い製品は良い原料から」というアヲハタの製品づくりにおける理念の基軸となった最初の商品でした。 1912年、キユーピーアヲハタグループの創始者である中島董一郎は、農商務省の海外実業練習生として欧米で学んだ際、英国に向かう船中の食堂で初めてオレンジママレードに出会いました。日本人乗客がイチゴジャムよりもむしろオレンジママレードを好む姿を見て、いつか日本で発売したいと考え、その製法を学び持ち帰ったのです。日本での製造の拠点を、柑橘類の最優良産地であった瀬戸内に位置する広島の忠海(現アヲハタ株式会社ジャム工場)にし、製造を始めたのです。 アヲハタ55シリーズは、「甘さの少ない低糖度のジャム」として、世界で初めて保存料を使用せずに商品化され(1969年)、現在13種類の味で国内のジャム市場の主流となっています。市場のコンフィチュール(仏語でジャムの意味)人気が続くなか、今年2月に導入した新製法により、ジャムの香りとおいしさをさらにお楽しみいただけるようになって、販売状況は好調に推移しています。昨年から、春夏限定の「パッションフルーツ&アンズジャム」、秋冬限定の「冬だいだいママレード」を発売し、季節感や選ぶ楽しさを提案しています。 製品の概要は以下の通りです。 1.商品名・内容量・価格・荷姿:
2.出荷日: 2005年8月末から全国に出荷 (目安として2006年2月までの限定販売) 3.商品特長: 瀬戸内の冬だいだいだけでつくった、ほろ苦いママレードです。バターを塗ったトーストはもちろんのこと、チョコレートケーキやアイスクリームなどのトッピングにも合う、「季節感あふれた」ママレードに仕上げました。 【だいだい(橙)の名前の由来】 「だいだい(橙)」の名前は樹に新旧代々の果実がなっていることに由来しています。子孫の繁栄に通じることから、正月の飾りつけなどに使われている柑橘類です。同じ品種が西洋に渡り、シビルオレンジと名を変えて、オレンジママレードの原料となっています。 ※アヲハタでは「マーマレード」を「ママレード」と表記しています。 |