2005/09/08 No.44 |
★調査 |
首都圏の主婦にアンケート |
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キユーピーは首都圏の主婦に聞く「食生活意識と実態に関する調査」を実施し、このほど調査結果をまとめました。本調査は、1989年 (平成元年) から開始し、毎年定期的に主婦、単身者などを対象に調査をしてきました。本年は首都圏の主婦を対象に、食生活の意識や買物の実態などに関する調査を行いました。 調査結果によると、3年前に行った調査結果 (2001年10月実施、2002年7月発表) と比較して、料理好きな人、外で新しいものを食べると自分で作ってみたくなる人が増加する一方で、買い物に時間をかけたくない、調理や片付けなどの手間を省きたい人が増加する、という傾向も強くなっていました。 また、原材料や栄養成分など食品表示への関心が一層高まっていること、朝食だけでなく夕食にも家族が揃わないという孤食化や、同じ食卓を囲んでも家族が別々のメニューを食べる個食化の進行が浮かび上がりました。 【 調査方法の概要 】
1. 主婦の多くは料理好き、しかし手間はかけたくない 「料理をすることは好きだ」という人は全体の74.9%を占め、3年前よりも2.9%増加しました。世代別に見ると、20代、50代では約80%であるのに対し、30代、40代では約70%と少し低い値になっています。 その一方で、「時間をあまりかけなくてすむ料理を作ることが多い」という人も70%に達し、「料理は後片づけの簡単なものを作るほう」という人も3.6%増加しています。中でも30代の主婦に、調理や片付けなどの手間を省きたいという人がやや多いようです。
2. 新しい料理を作ってみたくなる めずらしい料理や食材に関心を持ち、「外で珍しいものを食べると自分で作ってみたくなる」という人が9.6%増加しました。中でも50代主婦の関心の高さが目に付きます。「新しい料理に挑戦するほう」という人も3.4%増加しており、新しいものへの関心の高まりがうかがえます。
3. 食品表示への関心が高い 「加工食品や惣菜の使用原材料は必ず確認してから買う」という人が5.7%上昇し、今回は50%を越えました。また、「加工食品の栄養成分表示は必ず確認してから買う」という人の割合も7.7%増加しており、食品表示への関心がいっそう高くなっていることがうかがえます。世代別に見ると、年齢が高くなるほど食品表示の関心が高くなっています。
4. 買い物の手間や回数は減らしたい 「買い物は気晴らしになるので毎日のように出かける」が5.9%減少しました。「できるだけ食品の買い物時間、回数を少なくして、他にその時間をふりわけたい」という人は6.1%増加しており、買い物の手間や回数を減らそうとしている主婦が増えています。 「食品の買い物は1つのお店だけで済ませるようにしている」が増加、「食料品は時間をかけて良いものをみつけるほう」は減少しており、買い物に時間を割きたくないという人が増えてきているといえます。
5. 孤食化、個食化が進行 今回調査での顕著な変化の一つが孤食化、個食化の進行です。 朝食だけでなく、夕食に家族が揃わないという世帯も過半を占め、3年前より顕著に増加しています。さらに、同じ食卓を囲んでも、家族それぞれが別メニューを食べる個食化も進行しています。
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