2005/09/13 No.45 |
★研究結果 |
キユーピー(株)研究所が学会発表 |
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キユーピーは、卵の代わりにマヨネーズを使って衣をつくり、オーブンで焼くだけで揚げ油を使わず簡単にエビフライができることを、9月14日の日本調理科学会で報告します。 フライ料理は、人気のある献立ですが、特に単身世帯や、少人数世帯では敬遠されがちです。今回報告する調理法は簡便であるだけでなく、台所が油で汚れず、使用後の揚げ油の処理も不要という利点もあります。また、通常の調理方法と比べ、平均でエネルギーは6%、脂質は11%低くなる傾向がありました。 キユーピーではマヨネーズの新しい使い方の研究開発も行っており、チャーハンに使えばパラッと仕上がり、天ぷらに使えばサクッと揚がるような、料理の食感や食味などを改善する使い方も紹介しています。昨年の日本調理科学会では、ハンバーグをジューシーに、厚焼き玉子をふわふわにする研究発表も行っています。 【研究の概要】
一人暮らし世帯の女性を対象としたアンケートでは、マヨネーズをつけて焼く調理方法は、「 調理操作や後片付けが簡便」 、「 卵や油を余らせずに済む」 、「ヘルシーそう」などの理由で81%の人に支持された。揚げ調理の代替となる簡便な調理方法となりうることが示された。 【参考】 一般の主婦を対象にした2004年実施のキユーピー食生活総合調査によると、全体で「揚げ物」に対しては約40%、また「揚げ油の処理」に対しては約60%の人が面倒感を持っており、年代が若くなるにつれその面倒感が高くなっています。 また、一人暮らし世帯では、揚げることや、廃油の処理の面倒感から、揚げ物をほとんどしないこともわかりました。 |