キユーピーは、腎臓の機能低下に伴い、在宅での栄養管理を必要としている人のための病態対応食「ジャネフ たんぱく調整シリーズ」に、おかずシリーズ5品、米・ごはんを各1品新たに発売します。
腎臓病治療において、進行を防ぐためには食事療法がとても大切です。しかし、機能が低下している腎臓への負担を減らすため、たんぱく質と塩分を控えながら、身体活動に必要なエネルギーを確保しなければならないという難易度の高い栄養管理が必要とされ、継続した管理が難しい傾向にあります。 キユーピーは今後も、「ジャネフ たんぱく調整シリーズ」を通じて、腎臓の機能が低下し、在宅での栄養管理を必要とする人が、自宅で簡便に、おいしく充実した食生活が送れるよう応援していきます。 |
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腎臓の機能が低下すると、老廃物や体内の余分な水分が体外へ排泄できなくなり、食欲不振や体調不良の原因となります。 腎臓病治療における食事療法は、たんぱく質と塩分を控えながら、身体活動に必要なエネルギーを摂取することが基本です。 たんぱく質は、炭水化物、脂質と並ぶ3大栄養素の1つで、食事から摂取したたんぱく質は、体内で代謝されアミノ酸となって吸収され、各組織で利用されます。一方、体内で不要になったアミノ酸からできた窒素化合物は、肝臓で尿素に変えられ、腎臓を経て尿中に排泄されます。よって、腎臓の機能が低下している場合は、摂取するたんぱく質量そのものを抑え、老廃物の窒素化合物を減らし、腎臓に負担をかけないようにする必要があります。 また、食塩の構成成分ナトリウムは、腎臓で排泄量が調整されているため、腎臓への負担を軽減するためには、摂取する塩分量そのものを抑える必要があります。 現在、腎臓病患者数は、予備軍を含め100万人を超えると言われています。また、低たんぱく食品の市場規模は約40億円(2003年)と言われており、ここ5〜6年では、毎年5%の伸び率を示しています(キユーピー調べ)。今後、腎臓透析患者数は年間5%ずつ増加すると予想されており、在宅で食事療法を行う患者数も増加すると見られます。 キユーピーでは、腎臓の機能低下に伴い、在宅での栄養管理を必要としている人が、自宅で簡便においしい食事をとれるようにする食品として、病態対応食「ジャネフ たんぱく調整シリーズ」を1998年より発売しています。 「ジャネフ たんぱく調整おかずシリーズ」は、たんぱく質量を抑えながらボリューム感があり、だしや素材のうまみを引き出すよう調理方法を工夫しています。肉はたんぱく質量の少ない部位を選定し、野菜は色合いを配慮して選定し、具材感を失わないようなカットをしています。さらに、薬味や香辛料をきかせ、飽きのこない本格的な味に仕上げています。 「ジャネフ たんぱく調整米」は、2004年に販売を中止しましたが、粒残りを良くし、継続して食べていただけるよう品位を改良して再発売します。
商品の概要は以下の通りです。
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ブランド | 商 品 名 | 内容量 | 参考小売価格 (税抜き) | 荷姿 | ジャネフ | たんぱく調整肉じゃが | 160g | 325円 | 6袋×4 | たんぱく調整すき焼き | 150g | たんぱく調整ビーフシチュー | たんぱく調整 えび団子と野菜の含め煮 | たんぱく調整麻婆豆腐 | 140g | たんぱく調整米 | 1kg | 1500円 | 18個 | たんぱく調整ごはん | 180g | 210円 | 20個 |
2. | 出荷日: | 2006年3月17日(金)から全国に出荷 |
3. | 商品特長: | ≪たんぱく調整おかずシリーズ≫ 高エネルギー・低たんぱくを感じさせないおいしさを追求するために、素材の選定や調理方法を工夫しました。また、薬味や香辛料をきかせることで、毎日食べても飽きのこない味づくりをしています。 【肉じゃが】 かつおと昆布の風味豊かな合わせだしで、豚肉、じゃがいも、にんじん、たまねぎ、しらたきを煮込んだ、具だくさんの肉じゃがです。 【すき焼き】 昆布だしで牛肉や野菜のうまみを引き出し、味わい豊かなすき焼きに仕上げました。 【ビーフシチュー】 肉と野菜のうまみが溶け込んだドミグラスソースに、赤ワインのこくを加えてじっくり煮込んだ、味わい深いビーフシチューです。 【えび団子と野菜の含め煮】 えび団子と野菜を、かつおと昆布の合わせだしで煮込みました。ゆずの香りと酸味でさっぱりと仕上げ、胡椒のピリッとした風味をきかせています。 【麻婆豆腐】 豆板醤の辛味をベースに、甜麺醤とトウチのこくや甘さを加えた、本格的な麻婆豆腐です。しょうが、にんにく、山椒の風味がきいています。
≪たんぱく調整主食タイプ≫ 乳酸発酵熟成法※により、時間をかけじっくりと丁寧にたんぱく質を除去したお米とごはんです。粒残りの良さとおいしさが特長です。 【たんぱく調整米】 ○洗米浸漬不要の早炊き加工をしていますので、手軽に調理できます。通常の米とあわせて炊飯することでたんぱく質量の調整も可能です。 ○ピラフや雑炊・炊き込みご飯と多様な調理にご利用いただけます。 ○お茶碗軽く1杯分(炊飯時120g)当たりのたんぱく質量は0.24gです。 (五訂日本食品標準成分表「水稲穀粒・精白米」の約1/16(米粒時)、「水稲めし・精白米」の約1/12.5(炊飯後)です。) 【たんぱく調整ごはん】 ○温めるだけで手軽に炊きたてごはんのおいしさが味わえます。 ○1食(180g)当たりのたんぱく質量は0.36gです。 (五訂日本食品標準成分表「水稲めし・精白米」の約1/12.5です。)
※乳酸発酵熟成法は、乳酸桿菌と球菌を使い分け、時間をかけてたんぱく質を除くため、ダメージが少なく、粒残りが良く、うまみを残すことができます。 |
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