【調査方法の概要】 | | (1)調査地域: 首都圏30km圏 (2)調査対象: 16〜64歳の男女・単身世帯 (3)サンプル数: 648世帯(回収ベース)(男性345・女性303) (4)抽出方法: 層化2段無作為抽出法(60地点) (5)調査方法: 調査票を郵送後、調査員により訪問回収 (6)調査期間: 2005年10月〜11月 | |
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1.単身者の食生活意識の3つのキーワードは「健康」、「簡便」、「価格」。 | 単身女性においては、健康意識、簡便化への志向、価格意識の高まりがうかがえました。 前回2002年の調査と比較すると、「朝食をいつもきちんととる」、「料理をすることは好きだ」、「緑黄色野菜を毎日食べる」といった項目が増え、健康的な食生活を送りたいといった意識がみえました。 また「後片付けの簡単なものを作るほうだ」、「手作りすることが多いが、手間のかかるものは作らない」などの項目が増え、手作りはするが手間は回避したいといった意識がみえました。 反対に、「食べるものにはお金を惜しまない」、「忙しい時は外食で済ませるほうが合理的だ」が少なくなり、食費を節約しようという価格意識の高まりがみえました。 単身男性においては、女性と同じく健康感や簡便化志向が強まっていますが、価格意識や外食の意識などは前回と比べてさほど変化はありませんでした。 | | 図:単身者の食生活に対する意識 |
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2004年の主婦を対象とした調査(2005年9月8日発行のニュースリリース参照)と比較すると、主婦も単身女性も料理好きでした。しかし、「時間をかけなくてすむ料理を作ることが多い」「後片付けの簡単なものを作るほうだ」といった人が主婦より単身女性のほうが多く、料理は好きだが、手間はかけたくない、かけられないという意識がみえました。 | | 図:主婦調査との比較 |
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料理をしたいといった意識がある中で、平日・夕食の食事の状況をみてみると、男性・女性ともに手作りが多く、男性は惣菜などの利用や外食の割合も多いことがわかります。 | 表:平日・夕食の食事の実態 | % | | 女性 | 男性 | 手作り(自炊)して家で食べる | 67.3 | 41.8 | 手作り(自炊)した弁当を職場や学校に持っていって食べる | 0.5 | 0.0 | 買ってきた惣菜、弁当、パンなどを家で食べる | 13.7 | 23.2 | 買ってきた惣菜、弁当、パンなどを職場や学校で食べる | 1.2 | 4.5 | 外食する(カフェ、立ち食いなども含む) | 8.2 | 17.1 | 社員食堂や学食で食べる | 2.6 | 6.1 | その他 | 3.8 | 3.8 | 食べない | 1.6 | 1.7 | 無回答 | 0.9 | 1.8 |
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2.外食中心の食生活の人ほど、価格より「栄養バランス」を重視。 | 外食で「食事をするときに気をつけていること」では、朝食、昼食では、男性女性とも「できるだけ安く済ませるようにしている」のポイントが最も高く、価格志向が高かったのですが、夕食で最も回答数が多いのは、「野菜を意識してとるようにしている」でした。女性では次に「カロリーをとりすぎないようにしている」、男性では「栄養バランスに気をつける」となっており、特に夕食では野菜摂取や、栄養バランスに気を配る単身者の姿がみえました。 | | 図:食事をする時に気をつけていること (複数回答) |
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また、「野菜を意識してとるようにしている」と答えた人の割合は、男女とも年代が上がるほど、高くなっていました。 | | 図:「野菜を意識してとるようにしている」という人の割合 |
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また、ほとんど毎日外食している男性は、健康面に気を使って、栄養バランスの良い食事を求めていることがわかりました。 「栄養バランスがとれるよう心がける」と回答しているのは、男性全体では22%でしたが、週に4回以上外食している人はそれよりも13.5ポイント高くなっています。また夕食で「できるだけ安く済ませる」と回答している人は男性全体が35%だったのに対し、週に4回以上外食している人は、男性全体よりも7.8ポイント低くなっていました。外食頻度の多い人ほど、価格が多少高くても栄養バランスの良い食事を選択する傾向がうかがえます。 | | 図:週に4回以上外食する人の店を選ぶ時の重視点 (男性全体を100とする) |
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3.日常的に野菜をしっかり摂取していると思っているのは女性エルダーだけ。 | 「野菜の摂取の意識」をみると、女性エルダー(50歳以上)のみ、過半数が充足感を感じていることがわかりました。野菜不足を感じた時は、サラダや野菜ジュースで補う人が男女ともに過半数で、女性は煮物を食べるという人も36%に達していました。 | | 図:野菜の摂取の意識 | | | 図:「野菜が不足しているな」と感じた時の行動(複数回答) | | 出典:2005年キユーピー食生活総合調査より | ※転載する場合にはご一報ください。 また、本発表資料以外のデータは公表しておりません。 |
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