キユーピーは、「やさしい献立」シリーズの「区分2　歯ぐきでつぶせる」レベルの味、使用原材料、アイテムなどを全面的に見直し、新たに13品発売します。あわせて、パッケージデザインも見やすく、分かりやすく変更します。
　「区分2」は、かたいものや大きいものは食べづらく、ものによっては飲み込みづらいことがあるという方のためのシリーズです。

　キユーピーは1998年10月に介護食を発売し、1999年8月から「やさしい献立」シリーズとして展開してきました。他社には少ない「区分1　容易にかめる」レベルの商品をはじめ、ユニバーサルデザインフード4区分すべての区分に対応し、さらに水分補給・嚥下補助のためのとろみ調整商品など全49品にわたる幅広い品揃えが特長です。

　ユニバーサルデザインフード、ロゴマーク付き商品の生産量は、2005年家庭用では134%の伸びを示しています（日本介護食品協議会調べ）。
　今回味、パッケージデザインともに見直した「区分2　歯ぐきでつぶせる」レベルは、市場では品揃えのもっとも多い区分であり、キユーピーでも「やさしい献立」発売当初からあるラインナップです。
　区分2レベルの高齢者は、固いものや大きいものが食べづらく、ものによっては飲み込みづらいといった状態ですので、食事の摂取量が少なくなりがちで、必要な栄養素も不足しがちです。そこで、キユーピーでは医師、歯科医師、栄養士など専門家の意見を生かし、物性、栄養面での配慮をしています。例えば、うどんは2〜3cm長さにそろえ、加熱すると硬くなる肉も細かく刻んで一口大の肉だんご状にして食べやすくして、十分なたんぱく質が取れるようにしています。また、野菜も大きめにカットして配合することでボリューム感を出し、だしなどを工夫してよりおいしく仕上げました。