キユーピーアヲハタニュース
2007/5/7 No.34
★リニューアル

たんぱく質と塩分に配慮した食品
ジャネフ「プロチョイス 煮込みハンバーグ ドミグラスソース」150g
ジャネフ「ハイカロクッキー(バター味)」20枚入り

5月18日(金)から全国に出荷

 キユーピーは、在宅で栄養管理を必要としている方向けの病態対応食「ジャネフ プロチョイス おかずシリーズ」で、人気のハンバーグメニュー「煮込みハンバーグ ドミグラスソース」を新発売します。また、エネルギー補給のための「ハイカロクッキー(バター味)」をリニューアル発売します。
 腎臓病治療では食事療法がとても重要で、機能が低下している腎臓への負担を減らすためにたんぱく質と塩分を控えながらも、身体活動に必要なエネルギーを確保する必要があります。このような難易度の高い栄養管理を、絶えず在宅で行うことは患者にとっても大きな負担となります。
 今回の2品はどちらも成分を調整していることが意識されないよう、素材の選定や調理方法を工夫しています。「煮込みハンバーグ ドミグラスソース」は、肉のような食感を持つマンナンゲルを配合し、たんぱく質を低減しながらボリューム感を出しています。また「ハイカロクッキー(バター味)」は、小麦粉の使用量を抑えることで、たんぱく質を低減しながら、数種類のでんぷんを加え食感や口どけを良くしています。
 
ジャネフ「プロチョイス 煮込みハンバーグ ドミグラスソース」、ジャネフ「ハイカロクッキー(バター味)」
 
 日本透析医学会によると、現在、透析患者は毎年約1万人増加しており、国民医療費のうち腎臓病の医療費総額は約1.5兆円を占めています。厚生労働省では2007年度から、患者数増加の食い止め、患者の負担軽減、医療費の削減のため、慢性腎臓病の治療研究事業に集中的に取り組むことが発表されています。
 人工透析が治療の中心である現状では、腎不全まで悪化しないように予防に力を入れることが大切であるため、慢性腎臓病治療のガイドライン等がまとめられる予定です。
 キユーピーでは、このような病態対応食の専門通販を2006年春から本格的にはじめました。おかずシリーズを毎日の食事のなかで利用していただいているお客様から最も多いご要望が、メニューアイテムの増加であることから2007年3月におかず7品を発売し、今回1品を加えて計18品目の品揃えとなりました。
商品の概要は以下の通りです。
 
1.商品名・内容量・価格・荷姿:
ブランド商品名内容量
参考小売価格
(税抜き)
荷 姿
ジャネフプロチョイス
煮込みハンバーグ ドミグラスソース
150g390円8袋×3
ハイカロクッキー(バター味)20枚700円20枚/8袋
 
2.出荷日:
2007年5月18日(金)から全国に出荷
 
3.商品特長:
【おかずシリーズ】
 おいしさにこだわりながら、たんぱく質・リン・カリウム・食塩相当量に配慮したシリーズです。
 成分の調整を感じないように、素材の選定や調理法を工夫しました。薬味や香辛料をきかせることで、毎日食べても飽きのこない味作りをしています。
 
プロチョイス 煮込みハンバーグ ドミグラスソース
当社独自の製法(PAT.No.3222439)により、たんぱく質を調整しながらボリューム感のあるハンバーグに仕上げました。ソテーオニオンやりんごの旨みが溶け込んだドミグラスソース仕立てです。エネルギー204kcal、たんぱく質5.9g、食塩相当量0.9gです。
肉のような食感を持つマンナンゲルを配合することで、たんぱく質を低減しています。さらに、ハンバーグに野菜を加え、食感を良くしました。
ドミグラスソースによく炒めたたまねぎや裏ごししたりんごを加え、味に深みを出すことで、食塩を減らしたことによる物足りなさをカバーしました。
具材にスライスしたたまねぎ、マッシュルームを加えソースにもボリューム感を出しました。
 
【ハイカロシリーズ】
ハイカロクッキー(バター味)
バターのおいしさたっぷりで、口どけよく仕上げたクッキーです。エネルギーの補給に、おいしく手軽にご利用いただけます。マルトオリゴ糖を使用しています。エネルギー40kcal、たんぱく質0.2g、カルシウム50mgです。
たんぱく質を低減するために小麦粉を減らしています。保型性の低下をカバーするため、数種のでんぷんを組み合わせ、食感や口どけを損なうことなく成型しました。
マルトオリゴ糖と上白糖を組み合わせることで、口どけよくほどよい甘さに仕上げました。
 
【備考】その他のたんぱく・エネルギー調整食
ジャネフ プロチョイス マヨネーズタイプ(500g、14g)
ジャネフ プロチョイス おかずシリーズ
「八宝菜」、「鮭と野菜のピリ辛煮」、「ハンバーグ和風きのこソース」、
「ビーフカレー」、「鶏つくねの吉野煮」、「肉じゃが」、「すき焼き」、
「ビーフシチュー」、「えび団子と野菜の含め煮」、「麻婆豆腐」、
「いわし団子のハーブトマト煮」、「ひき肉と野菜のメキシカン風」、
「クリームシチュー」、「京風がんもの含め煮」、「肉だんごの酢豚風」、
「ミートソースドミグラスソース仕立て」、「カルボナーラソース」
ジャネフ ハイカロプチゼリー
アップル、オレンジ、イチゴ
ジャネフ ハイカロ160シリーズ
りんごゼリー、みかんゼリー、ぶどうゼリー
りんごドリンク、みかんドリンク、レモンティー
 
【腎臓病患者の栄養の留意点】
 腎臓病治療における食事療法は、たんぱく質と塩分を控えながら、身体活動に必要なエネルギーを摂取することが基本です。
 たんぱく質は炭水化物、脂質と並ぶ3大栄養素の1つです。食事から摂取したたんぱく質は体内で代謝されてアミノ酸として吸収され、各組織で利用されます。一方、体内で不要になったアミノ酸からできた窒素化合物は、肝臓で尿素に変えられ、腎臓を経て尿中に排泄されます。そこで腎臓の機能が低下している場合には、摂取たんぱく質量を抑えたり、良質なたんぱく質を摂取して老廃物の窒素化合物を減らしたりして、腎臓に負担をかけないようにする必要があります。
 また、食塩の構成成分であるナトリウムは腎臓で排泄量が調整されています。腎臓への負担を軽減するために、摂取する塩分量を抑える必要もあります。