2008/9/12 No.61★食生活総合調査 |
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<キユーピー第19回食生活総合調査>20〜59歳の主婦の意識調査結果<二極化する調理行動>調理スキルが高い人ほど電子レンジを活用 |
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キユーピーは1989年(平成元年)から「食生活総合調査」を実施しており、今年度で19回目となります。今回は、食選択の中心である主婦の食スタイルや食ニーズを20〜59歳の既婚女性を対象に調査しました。
調理には趣味化と簡便化の二極化の傾向がみられました。主婦は電子レンジやフードカッターなどの便利な調理器具を活用し、手間や時間をかけずに調理を行いながら、レシピは自分なりにアレンジしています。 調理行動は、世代によってこだわりのポイント、楽しみ方が異なり、世代が上がるほど調理器具が多く、スキルも高く、若い世代では調理スキルが低いという結果を得ました。なかでも電子レンジは、温め直しに使用することは主婦の基本になっており、その他にも調理スキルがある人ほど多目的に活用していました。 |
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1.趣味化と簡便化に二極化する調理行動 主婦の調理行動をみると、「便利な調理器具を活用する」(71.1%)、「できるだけ時間をかけずに手早く料理する」(66.9%)と、上位には簡単に済ませる行動が挙がり、次いで「レシピは自分なりにアレンジする」(63.9%)など創意工夫する行動がみられます。 | ||||||||||||||||||||||
2.世代が上がるほど、調理器具、スキルともに多くなっている。 主婦の調理環境についてみると、保有調理器具数は提示した16個の中で平均9.7個となりました。そして30代以下の若い主婦が平均より少ない調理器具しか持っていないことがわかりました。 また、11項目提示した調理スキルの平均は約5項目で、若い主婦は2項目以下と低いことが確認されました。 | ||||||||||||||||||||||
調理者ベースN=1232
<調理器具16個を提示して保有している数を調査した結果>
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<調理スキル11項目を提示して実施可能なスキル数を調査した結果>
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○調査で提示した調理器具(16個) 電子レンジ/オーブントースター/ホットプレート/電磁調理器(卓上用)/カセットコンロ/ミキサー/ホームベーカリー(パン焼き器)/ホットサンドメーカー/料理ばさみ/フードプロセッサー/ハンドミキサー/圧力鍋/フライパン/土鍋/野菜スライサー/ピーラー |
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○調査で提示した調理スキル(11項目) ・ありあわせの材料でメニューを考えてつくることができる ・野菜のあく抜きや鍋物のあく取りなどをする ・レシピを見ないで作れる得意料理が10以上ある ・レシピを見ればほとんどの料理は作れる ・調味料や香辛料を料理に合わせて使いこなしている ・作る量が何人前でも勘で味を調整できる ・煮干や鰹節などからだしをとったり、めんつゆを自分で作ったりする ・材料や素材によってまな板を使い分けている ・パンやピザを生地から作る ・魚は切り身よりも丸ごと買って自分でおろす ・調理する材料によって包丁を使い分けている |
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3.スキルがある人ほど電子レンジをいろいろな調理で使っている 電子レンジがどのように使われているかを調べてみると、8割以上の主婦がごはんや料理を温め直すために利用していることがわかりました。調理器具保有数、調理スキル別にみると、解凍、加熱調理、蒸すなどといった具体的な調理に電子レンジを利用しているのは、調理器具が充実していて、スキルのある主婦に多いという結果を得ました。 | ||||||||||||||||||||||
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【調査方法の概要】
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