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キユーピーアヲハタニュース

2008/9/18 No.63

★研究発表

<安全・安心を食卓に>

鶏卵中のカビ毒(アフラトキシン類等)を
効率的に分析できる方法を開発しました

9月19日、(社)日本食品衛生学会 第96回学術講演会(神戸)で発表
 キユーピーは、鶏卵をサンプルとし、アフラトキシン類をはじめとする16種類のカビ毒を一斉に分析できる方法を開発し、このたび日本食品衛生学会で発表します。

 新しい分析方法では、サンプルからカビ毒を抽出する方法や不純物を除去する方法を工夫し、機器分析に供するカビ毒を効率的に集められるようにしました。さらに、タンデム四重極型質量分析計付高速液体クロマトグラフィー(LC/MS/MS)で分析結果を確認することにより、16種類のカビ毒を1回の操作で分析できるようにしました。
 カビ毒は主に穀物などの乾燥品から検出されるため、分析法も乾燥品を対象にした方法がほとんどです。そのため、これまでは鶏卵のように水分を多量に含むサンプルで、カビ毒を一斉分析する方法は確立されていませんでした。今回の研究結果により、マヨネーズや卵加工品などに使われる鶏卵の安全性が、さらに高いレベルで確認できるようになりました。
新しい分析方法の工夫
 キユーピーは、安全・安心な商品を食卓にお届けできるよう、今後も原料の品質管理のレベルアップに取り組んでいきます。

 キユーピーは鶏卵の安全性を確認するために、様々な分析法の研究を進めており、これまでにも鶏卵中の農薬や動物用医薬品を確実に、すばやく分析できる方法を開発し、学会で発表してきました。詳細は下記ニュースリリースをご参照ください。
キユーピーアヲハタニュース 2007年10月26日 No.63
「鶏卵中の残留農薬を効率的に分析できる分析方法を開発しました」
/company/corp/newsrelease/2007/2007_063.html