2008/10/9 No.65★受賞 |
<新しいタイプの惣菜用容器>2008日本パッケージングコンテスト「DHレンジ容器」がテクニカル包装賞を受賞〜デリア食品㈱とハセガワ化成工業㈱の共同開発〜 |
社団法人日本包装技術協会主催の「2008日本パッケージングコンテスト」において、キユーピーグループのデリア食品株式会社と容器メーカーのハセガワ化成工業株式会社が共同開発した「DHレンジ容器」がテクニカル包装賞を受賞しました。
現在店頭に並んでいる多くの惣菜は、すべての調理工程を終え、出来上がった料理が容器に詰められた状態で販売されており、食べる時に温め直して食べます。 デリア食品では、温め直しではない、素材の特長を活かした出来たてのお惣菜を召しあがっていただく新しいタイプの惣菜メニューの開発を進めています。今回開発した「DHレンジ容器」は、電子レンジでのマイクロ波加熱に加え、素材から出る水分によるスチーム加熱を同時に行うことができるため、効率の良い調理が可能です。 「DHレンジ容器」は、電子レンジでの加熱により、容器内がある一定の圧力に達すると初めはしっかり閉じていた蓋が持ち上がって、半開状態になり、蒸気を抜きながら加熱調理を継続します。調理終了後も、持ち上がった蓋が自然に下がらない構造になっており、半開状態が維持されるため、急な減圧による変形がありません。また、蓋のみを持ってしまい、外れて中身が落下することがないよう蓋の持ち手の大きさを変える、持ち手が熱くならないよう蒸気口を持ち手から遠い位置にするなど、使いやすさや安全面の工夫もしています。 |
「DHレンジ容器」は、スチームを安全に効率よく容器内に満たすために以下のような特徴があります。 |
表彰式は10月10日(金)に、東京ビッグサイトで開催される「2008東京国際包装展」(10月7〜11日)の中で行われます。
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【惣菜メニュー例】 |
※「デリア食品株式会社」は、1973年9月に「キユーピーフローズン株式会社」として設立。1975年に各種冷凍・冷蔵食品および惣菜製品の販売会社として、現在の社名に変更しました。キユーピーグループのサラダ・惣菜事業を担当しており、全国8ヵ所の生産会社で毎日安全・安心な惣菜を製造し、中食・外食・給食・ケータリングなどあらゆる業態に販売しています。 |