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キユーピーアヲハタニュース

2010/11/12 No.73

★事業展開

<東アジアでの事業拡大>

「キユーピーベトナム」を設立

 キユーピーは「キユーピーベトナム」(KEWPIE VIETNAM CO.,LTD.、ベトナム国)を設立し、ベトナムにおける本格的な事業展開の準備を進めていきます。
 ベトナムでは市場経済の発展とともに、将来にわたって消費市場の拡大が見込まれており、食の洋風化や外食産業の発展も進行しています。キユーピーは今年4月にホーチミン市内に駐在員事務所を開設し、ベトナムの食品市場に関する情報収集等を進めてきました(キユーピーアヲハタニュースリリースNo.27参照)。
 その結果、現地での製造販売の将来性に十分期待が持てることから、新会社を設立し、製造販売の準備を進めていきます。今後、工場の建設等を進め、2012年夏頃を目処に製造販売を開始する予定です。

キユーピーベトナムの概要
社    名KEWPIE VIETNAM CO.,LTD.
事 業 内 容調味料(マヨネーズ、ドレッシングなど)等の製造販売
会社設立日2010年11月6日
本社所在地ベトナム国ビンズオン省
資  本  金10億円(キユーピー株式会社90%、三菱商事株式会社10%)
代  表  者代表取締役社長 白川 徹
決  算  月9月

【参考:キユーピーグループの東アジアへの展開状況】
キユーピーは2009〜2012年度の3ヵ年にわたる中期経営計画の中で、「東アジアへの本格的展開」を重要戦略のひとつとして掲げています。現在、中国、タイ、マレーシアの各国で製造販売を進めており、東アジア全体で2015年度に200億円の売上げを目指します。
中国
1993年に「北京丘比食品有限公司」、2002年に「杭州丘比食品有限公司」を設立し、マヨネーズ、ジャム、ドレッシング等を製造販売しています。家庭用マヨネーズのシェアは北京で約85%、上海で約55%です(キユーピー調べ)。2010年1月には、「丘比(キユーピー)」ブランドが、中国国家工商行政管理総局が中国国内で一般的かつ著名な商標として認定する「馳名(ちめい)商標」に日本の食品会社として初めて認定されました。
タイ
1987年に現地企業との合弁企業を設立し、マヨネーズ等の製造販売を開始しました。マヨネーズのほか、ソース、ビネガー、カット野菜等、幅広い商品を主にフードサービス市場に提供しています。2009年度から現地法人「キユーピータイランド」を連結対象としており、グループの生産・販売等のノウハウを活用し、タイ国内での伸びと周辺諸国への輸出の拡大を図っていきます。
マレーシア
2009年6月に「キユーピーマレーシア」を設立し、マヨネーズをはじめとする調味料等の製造販売の準備を進めてきました。2010年7月にはマラッカに本社工場が竣工し、商品の供給体制が整いました。同工場で製造する商品は、イスラムの戒律にのっとって製造される「ハラル食品」としてマレーシア政府機関(Jabatan Kemajuan Islam Malaysia)から認証を取得し、イスラム教徒のお客様にも安心して召し上がっていただける商品の提供が可能となりました。