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キユーピーアヲハタニュース

2012/12/26 No.72

★お知らせ

<アジアでの事業拡大>

「キユーピーインドネシア」を設立

 キユーピーは「キユーピーインドネシア」(P.T. KEWPIE INDONESIA、インドネシア共和国)を設立し、インドネシアにおける本格的な事業展開の準備を進めていきます。キユーピーのアジアへの展開はインドネシアで5ヵ国目となり、新たに建設を予定している新工場は、6ヵ所目の生産拠点になります。

 インドネシアでは市場経済の発展とともに、中間所得者層が急激に拡大し、2020年にはその数は約2億人に上るとも予想されています(日本貿易振興機構試算)。将来にわたって消費市場の拡大が見込まれ、また、食の洋風化や外食産業の発展も急速に進行していることから、マヨネーズ等の調味料をはじめとする加工食品の市場も拡大すると見込まれます。

 これまでインドネシア市場には「キユーピーマレーシア」からの輸出によって商品を供給してきましたが、現地での製造販売の将来性に十分期待が持てることから、新会社を設立し、準備を進めていきます。今後、工場の建設等を進め、2014年後半を目処に製造販売を開始する予定です。
<キユーピーインドネシアの概要>
社名 P.T. KEWPIE INDONESIA
事業内容 調味料(マヨネーズ、ドレッシング等)、液卵等の製造販売
会社設立日 2013年1月末(予定)
本社所在地 インドネシア共和国西ジャワ州ブカシ県
資本金 約15億円
決算月 9月
【参考:キユーピーグループのアジアへの展開状況】
キユーピーは現在中国、タイ、マレーシア、ベトナムの各国で製造販売を進めており、2011年度の売上げは中国で45億円、東南アジアで32億円となっています。2015年度にはアジア全体で200億円以上の売上げを目指しています。
中国
  1993年に「北京丘比食品有限公司」、2002年に「杭州丘比食品有限公司」を設立し、マヨネーズ、ジャム、ドレッシング等を製造販売しています。家庭用マヨネーズのシェアは北京で約85%、上海で約55%です(キユーピー調べ)。2010年1月には「丘比(キユーピー)」ブランドが、中国国家工商行政管理総局が中国国内で一般的かつ著名な商標として認定する「馳名(ちめい)商標」に日本の食品会社として初めて認定されました。

タイ
  1987年に現地企業との合弁企業を設立し、マヨネーズ等の製造販売を開始しました。マヨネーズの他、ソース、ビネガー、カット野菜等、幅広い商品を主にフードサービス市場に提供しています。2009年度から現地法人「キユーピータイランド」を連結対象としており、グループの生産・販売等のノウハウを活用し、タイ国内での伸びと周辺諸国への輸出の拡大を進めています。

マレーシア
  2009年6月に「キユーピーマレーシア」を設立し、2010年10月よりマヨネーズ等の製造販売を開始しました。マラッカの本社工場で製造する商品は、イスラムの戒律にのっとって製造される「ハラル食品」としてマレーシア政府機関(Jabatan Kemajuan Islam Malaysia)から認証を取得し、イスラム教徒の方にも安心して食べていただける商品を提供しています。マレーシア国内の他、周辺のシンガポールやインドネシアへも輸出しています。

ベトナム
  2010年10月に「キユーピーベトナム」を設立し、2012年3月よりマヨネーズ、ドレッシング等の製造販売を開始しました。ベトナム国内の他、フィリピンへも輸出しています。