2014/10/30 No.52★お知らせ |
<アジア5ヵ国目の生産拠点が稼働>キユーピーインドネシア
|
キユーピーインドネシア(PT. KEWPIE INDONESIA、インドネシア共和国、2013年2月設立)は、11月3日からインドネシア国内でマヨネーズやドレッシングなどの調味料の出荷を開始します。
キユーピーのアジアにおける5ヵ国目の生産拠点となるキユーピーインドネシア本社工場(西ジャワ州ブカシ県)は6月に竣工し、これまで合弁パートナーの三菱商事株式会社とともに出荷に向けた準備を進めてきました。11月3日から発売を開始する商品は、業務用のマヨネーズ4品とドレッシング5品、調理用ソース3品です。食の洋風化や外食産業の発展が急速に進むインドネシア国内の需要を見込み、ホテルやレストラン、ベーカリーなどのフードサービス市場向けに販売していきます。
今後は、日本国内やアジア諸国で培ってきたフードサービス市場と一般家庭向けへの両輪での提案力を武器に、インドネシアのお客様にとってこれまで食べる機会が少なかったサラダの需要を創出するとともに、「アヤムゴレン(インドネシア風唐揚げ)」などその土地ならではのメニューに合わせた商品提案も行い、インドネシアの食の発展に貢献していきます。
【キユーピーインドネシアの概要】
【ハラル認証について】 インドネシアで、イスラムの戒律にのっとって製造される「ハラル食品」の認証を取得するためには、ハラル認証機関であるMajelis Ulama Indonesia(通称MUI)へ商品ごとに申請を行う必要があります。
イスラム教徒の方が安心して食べられるよう、キユーピーインドネシアでは、製造・販売するすべての商品でハラル認証を取得していきます。 【参考:キユーピーのアジアへの展開状況】キユーピーは現在、中国、タイ、マレーシア、ベトナムの各国でマヨネーズをはじめとした商品の製造・販売を進めており、2013年度の売上げは中国で81億円、東南アジアで52億円となっています。2015年度にはアジア全体で200億円以上の売上げを目指します。
中国
1993年に「北京丘比食品有限公司」、2002年に「杭州丘比食品有限公司」を設立。製造品目はマヨネーズ、ジャム、ドレッシング、タマゴ加工品等。家庭用マヨネーズのシェアは北京で約85%、上海で約60%に上る(キユーピー調べ)。2010年には「丘比(キユーピー)」ブランドが、日本の食品会社として初めて中国国内で一般的かつ著名な商標に与えられる「馳名(ちめい)商標」に認定された。
タイ
1987年に現地企業との合弁企業を設立し、マヨネーズ等の製造・販売を開始。マヨネーズの他、ソース、ビネガー、カット野菜等、幅広い商品を主にフードサービス市場に提供している。2009年度から現地法人「キユーピータイランド」を連結対象とし、グループの製造・販売等のノウハウを活用、タイ国内での展開とオーストラリアなど周辺諸国への輸出の拡大を進めている。
マレーシア
2009年に「キユーピーマレーシア」を設立、2010年からマヨネーズ等の製造・販売を開始。マヨネーズ、ドレッシングを一般家庭向けとフードサービス市場に提供。マラッカの本社工場で製造する商品はすべて「ハラル食品」としてマレーシア州政府機関から認証を取得。マレーシア国内での展開のほか、シンガポールへも輸出している。
ベトナム
2010年に「キユーピーベトナム」を設立。2012年からマヨネーズ、ドレッシング等の製造・販売を開始。ベトナム国内の他、フィリピンへも輸出している。 |