「キユーピーやさしい献立」シリーズから

UDF区分4の5品を新発売

8月17日(月)から全国に出荷

　キユーピーは、かむ力や飲み込む力が低下した人向けの市販向けやわらか食「やさしい献立」シリーズから、ユニバーサルデザインフード(UDF)区分4の主食メニュー「なめらかごはん」とおかずメニュー「なめらかおかず」4品の計5品を新発売します。

　「やさしい献立」シリーズは、かむ力や飲み込む力に応じた4つの区分から商品が選べるように設計したやわらか食です。新たに発売する5品は【区分4:かまなくてよい】にあたり、小さい固形物でも食べづらい、水やお茶が飲み込みづらいなど、食事における介護度が高い人に向けた商品です。このような人に向けた食事では、いったん作った食事をミキサーにかけるなど調理に手間がかかるうえ、家庭では肉や魚をなめらかなペースト状にするのが難しいことから、食材がワンパターンになるなどの課題があります。「やさしい献立」シリーズの区分4は、そのような課題を解決する商品です。

利用頻度の高い主食メニューを区分4から新発売

　「なめらかごはん」は、「やさしい献立」シリーズの区分4で初の主食メニューです。国産コシヒカリをじっくり炊き上げたおかゆをなめらかにすりつぶしているため、ごはん本来のおいしさを味わえます。家庭でおかゆをミキサーにかけると粘度があがり、飲み込みづらい仕上がりになりがちです。本品はゆるくゼリー状にまとまることで、食べやすく、かつ食べさせやすい仕立てになっています。利用頻度の高い主食メニューを加えることで、ラインアップの強化を図ります。

複数の素材をとれるおかずのバリエーションを強化

　新発売する「なめらかおかず」4品は、肉または魚と、野菜、豆など5種類以上の素材を使用した、なめらかで軽い口どけのペースト状のおかずメニューです。一度に複数の素材をとることができるため、いろいろな食材を食べさせたいという在宅介護における要望に応えます。素材のおいしさをいかしたやさしい味わいで、家庭の味にアレンジしやすい点が特徴です。

　高齢化が進む日本では、在宅で療養する高齢者が今後ますます増えると予想され、在宅介護用のやわらか食のニーズが一層高まると考えられます。キユーピーは、「やさしい献立」シリーズを通して、在宅介護に携わる人を応援していきます。

　商品の概要は以下の通りです。

1.商品名・内容量・価格・賞味期間：
区分4：かまなくてよい

ブランド	商品名		内容量	参考小売価格	賞味期間
キユーピー	やさしい献立	なめらかごはん	150g	税抜：180円税込：195円	12ヵ月
		なめらかおかず鶏肉と野菜	75g	税抜：150円税込：162円
		なめらかおかず豚肉と野菜
		なめらかおかず鮭と野菜
		なめらかおかず白身魚と野菜

2.出荷日：

2015年8月17日(月)から全国に出荷

3.商品特徴：

なめらかごはん【区分4：かまなくてよい】

・食べやすく、かつ食べさせやすいまとまりのある仕立てにしています。
・国産コシヒカリを使用し、ごはん本来のおいしさが楽しめます。

なめらかおかず4品【区分4：かまなくてよい】

・1袋で肉または魚と、野菜、豆など5種類以上の素材がとれます。
・なめらかなペースト状で軽い口どけです。
・家庭の味にアレンジがしやすい、やさしい味わいです。

4.販売目標：

25億円（やさしい献立シリーズ全55品合計／小売ベース／年間換算）

【やさしい献立シリーズ】区分4：かまなくてよい（全14品）

＜各区分アイテム数＞
区分1：	12	品
区分2：	13	品
区分3：	14	品
区分4：	14	品
とろみ調整：	2	品
計	55	品

ユニバーサルデザインフード(UDF)区分について

　ユニバーサルデザインフードとは、かむ力や飲み込む力といった食べる機能が低下した方に配慮した食品の総称です。老人介護施設などには食べることをサポートしてくれる専門のスタッフがいますが、在宅で、しかも食べることに何らかの支障がある場合、本人も介護者も大変です。そのようなとき大きな助けとなるのがユニバーサルデザインフードです。
　日本介護食品協議会では、消費者が分かりやすいように、UDF商品の基準を、かむ力や飲み込む力に応じた4つの区分と「とろみ調整」という表示で統一しています。

【日本介護食品協議会のユニバーサルデザインフード区分表】

	区分1	区分2	区分3	区分4	とろみ調整
表示	容易にかめる	歯ぐきでつぶせる	舌でつぶせる	かまなくてよい	食べ物や飲み物に加えまぜるだけで、適度なとろみを簡単につけることができる粉末状の食品。また、ゼリー状にかためることができるタイプのものもある
かむ力の目安	かたいものや大きいものはやや食べづらい	かたいものや大きいものは食べづらい	細かくてやわらかければ食べられる	固形物は小さくても食べづらい
飲み込む力の目安	普通に飲み込める	ものによっては飲み込みづらいことがある	水やお茶が飲み込みづらいことがある	水やお茶が飲み込みづらい
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