ヒアルロン酸の機能
肌とヒアルロン酸
肌の潤いのヒミツ
お肌の水分量を保ち、肌の細胞の弾力性をキープする上で、ヒアルロン酸はとっても大切。水を抱えて肌の隙間を充たすことで、乾燥を防ぎ、潤いを生み出しているのです。
40代後半から減っていく!?
ヒアルロン酸は、私たちの体を形づくる、健康と美容にうれしい成分。でも実は、体内のヒアルロン酸量は40代後半を境に、減少していくことがわかっています。70代の大人の皮膚に含まれるヒアルロン酸量は、赤ちゃんのわずか1/5。ある程度の年齢に達したら、意識的に補うのがおすすめです。
年齢とともに減少する体内ヒアルロン酸量
【出典】
Longes MO.et al.:Evidence for structual changes in dermatan
Sulfate and hyaluronicacid with aging.
Carbo-hydr.Res. 1987;159:127~136
食べるヒアルロン酸も!?
抜群の保水性をもち、みずみずしさを保つヒケツであるヒアルロン酸。
食品としても摂取できるよう、ヒアルロン酸が配合されたさまざまな商品が展開されています。
キユーピーでは、ヒアルロン酸の経口摂取による肌の乾燥改善効果を研究・発表しています。
ヒアルロン酸の肌改善効果
被験者 35歳以上60歳以下の日本人女性、各群22名
測定機器 CORNEOMETER CM825
キユーピー調べ
化粧品やシャンプーなどにも!?
ヒアルロン酸は、化粧水・美容液・口紅・シャンプーなどへ配合され、肌や髪に潤いを与えています。
キユーピーでは、肌や髪への潤いに効果的な、独自のヒアルロン酸を化粧品用原料として開発しています。
目とヒアルロン酸
目の潤いにも効果あり!
目を形づくっている「硝子体」と呼ばれる部分は、実はほとんどがヒアルロン酸でできています。
また涙の成分にもヒアルロン酸は含まれています。
さらにヒアルロン酸は、医療現場でも活躍。
目薬に配合され、目の乾燥を防ぎ、傷を治す働きをしています。
その他、白内障の手術の際の眼球保護にも使われています。
膝とヒアルロン酸
膝の「潤滑剤」になる!?
関節は、軟骨・骨・関節液などで構成されていて、ヒアルロン酸は軟骨と関節液に含まれています。ヒアルロン酸は、その粘性によって衝撃に対するクッションになったり、関節の動きをスムーズにする潤滑剤として、軟骨がすり減るのを防ぐ役割を果たします。
医療現場でも大活躍
医療現場では、炎症を起こした関節に、ヒアルロン酸を注射する治療が行われています。注射されたヒアルロン酸が関節の動きをサポートし痛みを和らげます。